阿蘇地域家畜防疫演習会の開催
高病原性鳥インフルエンザは、毎年11月1日から翌年の4月30日まで「特別防疫対策期間」として防疫対策の徹底が図られています。しかしながら、毎年国内では、家禽において発生が確認されており、多数の鶏が殺処分されております。本年は対策期間前に既に4道県で発生があり、今後いつどこで発生してもおかしくない状況であることから、緊張感を持った日々の対応が必要です。
高病原性鳥インフルエンザを始めとする悪性家畜伝染病の対応には、発生に備えた準備が重要であることから、今年度阿蘇地域では、後方支援業務を中心とした家畜防疫演習会を関係者約90名の参加のもと10月30日に、飼養羽数が多い高森町において開催しました。
当課から「阿蘇地域における防疫体制」について説明を行った後、市町村職員に協力頂き、「支援センターの運営」や「バス運行管理」、「通行規制」、「消毒ポイント」についてロールプレイング演習を行いました。参加者である市町村や警察、JA等関係団体は各自の役割を確認するとともに、万が一発生した際に、迅速かつ確実な対応ができるよう、業務の理解を深めていただきました。
今後とも、有事の際に備え、関係機関とのより一層の連携を図り、地域一体となって防疫体制の強化を進めていきます。