JA阿蘇小国郷ほうれんそう部会令和6年度総会 および令和7年度出荷査定会の開催
阿蘇地域の北部に位置する小国郷(小国町、南小国町)では、冷涼な気候を生かし、年間を通してほうれんそうが栽培されています。JA阿蘇小国郷ほうれんそう部会は79名の生産者で構成され、5月20日に令和6年度総会および令和7年度出荷査定会が開催されました。
総会では、令和6年度の成績優秀者の表彰や事業実績の報告などが行われ、出荷査定会では昨年度の出荷販売実績の報告や今年度の出荷規格等、部会の取扱方針についての説明がありました。
JA阿蘇小国郷ほうれんそう部会は生産者の高齢化や新規就農者の減少に伴い、栽培面積や出荷量の減少が課題となっています。そこで、当課から部会における経営継承支援の具体的な取り組み内容について説明を行い、経営継承に対する意識の向上を図りました。また、近年の温暖化に伴う高温対策として、遮光資材の利用状況を把握するためアンケートを実施した結果、67%の方が対策を取られていることが分かりました。今後は、各種事業の活用による遮光資材の導入推進に加え、講習会等を通して、資材の利用率向上に取り組み、更なる収量向上を目指します。
農業普及・振興課では、今後も園芸品目の生産安定化に向けて、JA阿蘇等関係機関と連携し、支援して参ります。