多収品種「やまだわら」の現地検
JA阿蘇では、共乾施設の利用向上と堅調な需要が見込める業務用米を検討するため、本年度から多収品種「やまだわら」を約62ha作付しています。一方でこの品種は、平担地向けの晩生品種であるため、高冷地での登熟期間の確保が課題と考え、移植時期と収量との関係について調査を行っています。
10月3日にはJA、地区代表の生産者の計15名と巡回して生育状況を把握し、刈取時期を検討しました。生育期間を通じておおむね好天に恵まれたため、全てのほ場で生育量は確保されていたものの、10月上旬からの気温低下の影響により、5月下旬移植のものは、登熟不足による収量低下が懸念される結果となりました。
今後、当課ではJAと連携し、筆ごとの移植期と収量の関係を明らかにするとともに、阿蘇地域の「やまだわら」栽培暦を作成し、安定生産を進めていきます。