阿蘇の草原を守る草原再生オペレーター組合が法人化!
6月27日に、阿蘇市のホテルサンクラウン大阿蘇で「農事組合法人草原再生オペレーター組合」の設立総会が開催されました。
法人の前身「草原再生オペレーター組合」は、2007年に阿蘇市の農家らによって設立されて以降、持続的な草原保全や野草堆肥の活用促進に向け、阿蘇地域世界農業遺産推進協会の基金事業等を活用し、利用されていない草原での野草の刈り取りや販売などに取り組んできました。
当組合の活動による採草面積は、ここ数年増加傾向にあり、昨年度は151.7ヘクタールを採草しています。昨年12月には、こうした草原保全への取り組みが地域資源を活用した優れた取組みであると認められ、農林水産省などが主催する「ディスカバー農山漁村の宝(コミュニティ部門)」に選定されました。
当組合が法人化し、組織としての信用が更に高まったことで、今後の地域活動が大いに期待されます。
当課では、法人経営の安定化のために、阿蘇地域世界農業遺産推進協会と連携し、野草堆肥の利活用促進や情報提供等の支援を引き続き行っていきます。