トルコギキョウ品種説明会の開催
阿蘇地域の花き生産では、トルコギキョウが主要な品目となっています。特に、夏秋期の重要な出荷の役割を担っており、県全体の周年出荷を可能としています。
トルコギキョウの生産者は、高齢化に伴い面積を縮小する傾向にありますが、近年、数名の若手が新たに作付けを開始しており、産地の維持及び活性化が期待されています。一方、当地域の課題として、各生産者が品種や定植時期を決定するため、品種のばらつきや出荷量の増減により安定した市場供給が行えていないことが挙げられます。
このため、去る11月22日にJA阿蘇が主催し、来年産の作付けに向けたトルコギキョウの品種説明会が開催されました。種苗会社6社から新品種の説明や当地域の作型に合う品種組合せが提案されました。また、市場担当者から今年産の出荷状況や情勢報告が行われ、色のバリエーション確保や出荷量の平準化についての要望がありました。
当課では、今回の説明会の内容もふまえ、関係機関と協力して、品種や定植時期の現状調査を行い、当地域に適合する品種の選定と定植・出荷計画を助言し、稼げる花き経営に繋げていきます。