広域放牧始まりました!
4月27日、阿蘇市の阿蘇北外輪山に位置する跡ヶ瀬牧野と狩尾牧野において、阿蘇管外の畜産農家から妊娠牛を受け入れる熊本型放牧畜産事業の入牧式が開催されました。当日は、青空の下、県央及び県北地域の母牛約90頭が元気よく牧野に駆け出しました。
また、木落牧野(阿蘇市)ではJA菊池から、小倉原牧野(高森町)では宇城地域の任意集団から放牧牛を受け入れており、肉用牛の生産コスト低減や草地活用につなげています。
それぞれの受入牧野では、放牧前に関係者が一堂に会して、放牧実績や計画、放牧牛の健康状態を把握するための衛生検査や万一の事故発生に備えた連絡網など放牧推進体制を確認しました。会議では、ドローンを活用し放牧牛捜索を省力化したいなど活発な意見交換が行われ、今後関係機関と協力して課題解決に向けて取り組んでいきます。
当課では、引き続き、放牧条件の整備やICT技術の実証、新たな優良草種の導入等の支援を行い、牧野の畜産利用を推進してまいります。