エダマメの収穫が終わりました
阿蘇市波野地区で新規導入を行ったエダマメの収穫が7月29日から8月1日の4日間で行われました。当地区のエダマメは、キャベツの間作として栽培されていた種バレイショに替わる品目として、昨年度から導入の検討を始め、本年度5名の生産者で3haの試作を行いました。
栽培は、生分解性マルチを用い、遅霜の心配がなくなった5月2~17日に播種を行い、6月中旬に「ダイズサヤムシガ」の発生があった以外は、発芽から収穫まで非常に順調でした。収穫は、鹿児島の業者から収穫機を2台(オペレーター付)を借受けて行い、収穫物を鹿児島に輸送し選別・袋詰めを行い、製品をJA阿蘇波野野菜集荷所に再送後、熊本東部青果に出荷を行いました。
農業普及・振興課では、昨年度から種バレイショに替わる品目としてエダマメの選定や鹿児島の業者への視察、品種・作型・元肥量の決定に携わるとともに、播種後も毎週生育状況や病害虫の発生状況を確認しながら、収穫適期の見極めを行ってまいりました。収穫直後ですので、収量の取りまとめは終わっていませんが、業者の話としては、収穫量は多いとのことです。現状の生産者の評価は、播種から収穫までほぼ機械化体系で行え、播種後の管理がほとんどいらないことから高評価を受けています。
今回のエダマメの試作は、エダマメの収益性に加え、後作のキャベツでの肥料費の節減や収量・品質向上を目的に行われていることから、エダマメ・キャベツの栽培体系としての評価を行い、生産者と来年からの本格栽培をどうするかを検討してまいります。