牧野(阿蘇草原)の維持・再生を目指して
2月20日・22日に、牧野(阿蘇草原)の維持・再生及び肉用牛生産の拡大を図るため、牧野組合及び管内関係機関(延べ71名)を参集し、4年ぶりに牧野組合情報交換会を開催しました。
普及活動・試験研究等で得た成果や牧野における畜産利用(放牧・採草)を推進するうえで必要な情報・支援策について、情報共有を図るとともに意見交換を行いました。このうち新情報として、牧野利用のマッチング機会の増加や牧野貸出・利用の不安軽減等を図るために作成した「牧野利用に係る覚書(ひな形)」について提案・周知することができました。
現在、飼料や肥料等の価格高騰や子牛価格の急落等により、生産現場にとって非常に厳しい状況に直面しています。このような中、改めて自給飼料や堆肥の活用等、国内資源による生産基盤の強化が注目されており、この“阿蘇地域の草原の維持と持続的農業”の重要性はますます高まっているものと思います。
引き続き、関係機関一丸となって広大な草地資源を活かした畜産振興を図り、このピンチをチャンスに変えていきたいと思います。