大麦の作付け拡大を支援しています
阿蘇地域では地域営農法人の所得向上に向けた取り組みとして裏作の大麦作付けを推進しています。既存産地の阿蘇市では基盤整備された水田において「ニシノホシ」の作付け拡大を、中山間地域の高森町・南阿蘇村では昨年度からもち性大麦の「ホワイトファイバー」の新規作付け導入を支援しており、10月下旬から播種が始まっています。
「ニシノホシ」は昨年より50ha増の約250haに作付けが拡大しています。当課では11月6日に(農)ASO的石及び農機メーカーの(株)クボタの協力を得て、水稲後圃場における一発耕起播種機「トリプルエコロジー」の現地検討会を開催しました。阿蘇市の地域営農法人、JA、阿蘇市など30名を参集し、作業効率向上技術による作業の省力化の提案を行いました。
「ホワイトファイバー」は高森町と南阿蘇村において、昨年の2法人3.2haから3法人7.0haまで面積が拡大しています。今年から作付けを行った法人では、播種機を所有していなかったため、別の法人から借りるなど、法人間で協力しながら作付けを行っています。管内のもち性大麦の取組みは始まったばかりですが、地産地消の独自販売を目標に、意欲的に作付けを行っています。
当課では今後も追肥指導や現地検討会を通じて安定生産に向けて支援を行っていきます。