2020年のエリア普及現地情報

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2020年5月

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高原農研立毛検討
室内検討

もち性大麦の収穫前意見交換会を開催

阿蘇地域では地域営農法人の経営安定に向けて、裏作の大麦の作付けを推進しています。特に中山間地域の法人では、もち性大麦の導入を検討しており、高森町、南阿蘇村で「ホワイトファイバー」、「はねうまもち」の2品種を試験的に作付けしています。
4月17日、実需者、JA担当者および当課を含む県関係者よる意見交換会を行いました。
始めに、高原農業研究所のほ場において、前述の2品種について、研究所担当者から昨年までの成績や本年の生育状況の説明を受けたあと、生育状態の確認などの立毛検討を行いました。
室内検討では、当課から現地の作付状況、実需者からはもち性大麦の需給状況の説明があり、その後本年産の価格、収穫後の調製方法や荷姿、農産物検査、保管等について、各団体での役割を確認し、令和3年産以降の取り組み方針について意見交換を行いました。高森町および南阿蘇村は、新規の麦作地域であるため、調整用のふるいがないなど課題がありますが、当課では今回の内容を生産者に伝え、解決に向けて調整を行っていきます。
今後も生育状況の調査を行いながら、JA担当者と情報を共有し、病害防除や適期収穫など栽培管理技術指導を行っていきます。

2020年5月

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阿蘇の牧野への放牧が開始されました!!

4月23日、阿蘇北外輪山の狩尾牧野及び跡ケ瀬牧野において、阿蘇管外からの妊娠牛を受け入れる熊本型放牧畜産事業の入牧式が開催されました。当日は、県北及び県央地域からの65頭の母牛が両牧野に放され、冬に逆戻りしたような冷たい強風が吹く中にもかかわらず、牛たちは元気よく飛び出していきました。
熊本型放牧の取り組みは、狩尾・跡ケ瀬両牧野において平成9年度から20年以上継続されており、阿蘇の草原維持に貢献してきました。放牧牛を受け入れる牧野組合にとっては、放牧・採草・野焼きによって牧野の景観が維持される一方で、出し手側の農家にとっては夏場の飼養管理や牛舎での密飼いが軽減されるなど、様々な利点が生まれています。
両牧野の昨年度の放牧実績は28戸272頭であり、今年度も同程度の牛が放牧される見込みです。
農業普及・振興課としても、畜産農家の経営発展のため、牧野の整備や放牧頭数拡大の取り組みを引き続き支援していきます。

2020年5月

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展示ほ設置打合せ
播種の様子

水稲高密度播種技術展示ほを設置

阿蘇地域では地域営農法人の経営安定に向けて、水稲の生産コスト低減技術である密播技術の導入を平成30年から進めています。
これまでは、阿蘇市の基盤整備された大規模の法人において、展示ほを設置し導入を進めてきましたが、令和2年度は中山間地の法人へも進めていくため、高森町の「農事組合法人矢村の杜」で展示ほを設置します。3月に当課と農機具メーカーで法人役員に対し密播技術の説明、展示ほ設置に向けた機械の手配などの打合せを行い、4月13日に播種作業を行いました。
5月11日に移植を予定しており、実際の使用箱数や苗質の調査を行います。高密度播種技術は、慣行の育苗に比べ育苗期間が約1週間短いため、当課では移植時の苗の長さが不足しないような管理を指導しています。
今後、得られたデータについて、関係機関や管内の地域営農法人と情報共有し、技術指導を行っていきます。
※高密度播種:苗箱への播種量を増やして、田植えのときに使用する苗箱数を減らすことで、資材費や労力の軽減を目指すもの。

2020年5月

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展示ほ設置状況
展示ほ設置状況

R2年産夏秋トマト栽培開始

阿蘇地域の主力品目である夏秋トマトの令和2年度の栽培が、4月上旬から始まりました。
JA阿蘇の中部トマト部会と南部トマト部会、合わせて213戸が、6月~11月の順調な出荷を目指し管理を行っています。
農業普及・振興課では、専門課題として「スマート農業を活用した栽培方法の開発」に取り組みますが、トマトにおいては水分センサーを設置し、土壌水分変動と生育状況等の調査を行います。
センサー設置は畝の地下部に行う必要があるため、生産者の了解を得て、定植時期に土中に埋め込みました。
本年は新型コロナウイルス対策のため、生産者に直接会わないよう、管理の聞き取りや調査経過の報告は、電話でやりとりしながら行う予定です。

2020年4月

販売会花束
振興局展示風景

コロナに負けるな!花き消費活動の実施

阿蘇地域では、トルコギキョウを中心にリンドウ等の花きが6~11月を中心に周年出荷されています。
花きの需要は、イベント時に増加する傾向にあります。特に、3月,4月は卒業式や入学式、彼岸など、イベントが多い時期になります。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴いイベントが相次いで中止となっており、花きの需要が減少しています。
このため、当振興局では、3月12,13日に局内で花きの販売会を実施し、職員161人に花束207束と花のドレッシング41本の購入協力をいただきました。また、阿蘇地域農業振興協議会(熊本県花き協会阿蘇支部)では、3月30日から当局、各市町村、農協支所等の玄関や窓口に花を飾り、消費を促す活動を実施しています。
今後、出荷の中心となる夏期に向け、関係機関と協力して花きの安定生産と消費拡大に継続して取り組み、新型コロナウイルスに負けない花き生産基盤づくりを進めます

2020年2月

設立総会の様子

高森町で地域営農法人(農)矢村の杜が設立

11月6日に高森町南在地区で、町としては2つ目の農事組合法人「矢村の杜」が設立されました。
当地区は中山間地でほ場は基盤整備されておらず、営農組合などの組織もなく、次世代へ農地をいかにして引き継ぐかが喫緊の課題となっていました。
このため、平成30年度から農地集積加速化事業を活用して農地集積の手法や担い手の形態などの検討を計38回行い、15名が参加する法人(集積面積約17ha)の設立に至りました。 
今後は、法人への農地集積を推進し、機械の整理合理化によるコスト削減等を進め、経営安定化を目指します。
当課では、関係機関と連携し経営安定化に向け、中山間地域に適した新技術導入や補助事業の活用等の支援を引き続き行っていきます。

2020年1月

研修会の様子
研修会の様子

家族・家庭の役割とは!?阿蘇地方生活研究グループ研修会の開催

阿蘇地方生活研究グループは、当地域の農村女性約130名で構成され、学校での食育活動や農産加工品の開発等を通じて、郷土料理の伝承や農村活性化に取り組まれています。
去る12月12日に共通課題「家族」をテーマに、阿蘇市農村環境改善センターで研修会を開催し、約70名が参加されました。
今回、熊本家庭教育研究所の工藤英子氏を講師に招き、「安心してください!みんないい家族」の題目で講演いただきました。最近は、スマートフォンのSNSによる事件や子供の虐待などが、多く報道されており、家族を取り巻く社会環境も大きく変化しているとの説明がありました。
講演内容が身近なもので共感を生んだため、終了時刻を過ぎるほどの熱心な質疑・応答がありました。参加者からは「家庭は大切だと改めて思った」、「私たちにできることもたくさん あること知った」などの声が聞かれました。
当課では、研修課題の提案や開催の支援・助言を行っており、本年3月には10回目となる「阿蘇ふるさと食の文化祭」の開催が計画されています。今後もますます阿蘇から農村女性パワーを発信していきます。

2020年1月

4Hクラブ員発表者
グループワーク

阿蘇地方青年農業者会議開催

去る12月17日、阿蘇地域振興局で阿蘇地方青年農業者会議が開催されました。
今年度は意見発表2題、プロジェクト活動4題をそれぞれ発表されました。今年度加入した新規クラブ員も発表され、活発な質疑・応答が行われました。
また、今年度は、グループワークが初めて行われました。「農業で儲かるためにはどうすればいいのか、5年後のあるべき姿として今から何をすべきか」のテーマをクラブ員・行政・普及を交えて意見交換を行いました。最後にクラブ員の代表1名が各班の意見を取りまとめてそれぞれ発表し、情報共有ができました。クラブ員が一人一人役割や責任を持ち、すばらしい会議にすることができました。
今後は、1月28日に開催される熊本県青年農業者会議で優秀な成績が収められるように、クラブ員と当課と一丸となって発表内容をさらに磨き上げていきます。当課では、本会議の成果を踏まえ、各クラブ員がプロジェクト活動に楽しく取り組めるように動機づけと環境づくりを進めていきます。

2020年1月

南阿蘇村展示ほ(R元年12月)
高森町展示ほ(R元年12月)

もち性大麦の展示ほ調査

阿蘇地域では近年地域営農法人の設立が続いており、当課では法人設立後の経営安定に向けて、裏作として大麦を推進しています。
これまで、管内の大麦作付は阿蘇市の基盤整備されたほ場がほとんどでしたが、管内の中山間地域の2法人(高森町、南阿蘇村)から、近年ダイエット食品やグラノーラの材料で注目されているもち性大麦の新規作付の意向を受けました。このため、8月と10月に実需者やJAなど関係機関を参集し、品種選定や展示ほ設置を決定しました。
11月上旬のソバ収穫後、もち性大麦2品種の播種(高森町で約155a、南阿蘇村で約70a)が行われました。このうち、南阿蘇村の展示ほで、生産者と生育状況を確認しながら調査を行っています。播種後、高温多照傾向で推移したことから、現在、出芽、初期生育は良好となっています。
当課では今後も生育状況の確認を行いながら、適期追肥など栽培管理技術指導を行っていきます。

2020年1月

光線透過率調査の状況(ハウス内外で同時に照度を測定)

ハウスフィルムの光線透過率を調査

阿蘇中岳は7月下旬から連日噴火・降灰が継続しており、11月以降、降灰量が増加傾向であるため、現在栽培中のイチゴの他、多様な品目で来春からの栽培への影響が懸念されています。
生産者は、度重なるハウスへの降灰によるフィルムの汚れや劣化を特に心配しており、被害状況の把握が必要となっています。
当課では、12月にJA及び市町村と協力し、管内7市町村におけるハウスフィルムの光線透過率調査を初めて実施しました。ハウス50棟を対象にサンプリング調査を行った結果、光線透過率が大きく低下している地域を確認しました。
今回の調査結果を関係機関とも共有し、必要な降灰対策を進めるとともに、引き続き被害状況の把握に努めていきます。

2020年1月

草勢を示す茎径のグラフ
出荷反省会での調査報告の様子

トマト生育調査結果を説明

12月に開催されたJA阿蘇トマト・ミニトマト部会の出荷反省会において、5~10月にかけて行ったトマト農家4戸の生育調査結果とこれらの結果をもとに作成した栽培管理や肥培管理のポイントを説明しました。
具体的には、反収の多いほ場は、
① 初期の草勢が強く、安定していること
② 収穫果実数がおおいこと
③ 施肥量が多くない傾向があること
が分かり、グラフにまとめて説明しました。出席された生産者の方々から分
かりやすかったという声をいただきました。
また、来年度は、今回行うことができなかった定植直後からの生育調査をはじめ、排水性に課題がある水田でのトマトほ場を対象とした詳細な調査を行っていきたいと思います。これらの調査をもとに、栽培管理技術の向上につなげ、阿蘇地域全体のトマト生産性向上を図っていきます。

2020年1月

出荷が始まった充実した株

イチゴの出荷が始まりました

阿蘇地域では、恋みのり、ゆうべに、さがほのかの3品種を中心にイチゴが作付されています。今年も県内でいち早くイチゴの出荷が始まりました。11月上旬からはJA阿蘇いちご部会のパックセンターが稼働し、出荷が本格化する見込みです。
本年度は、例年より花芽分化が早く、定植も早めに始まりました。定植後の活着も順調に進み、好天にも恵まれたことから、充実した株となっています。降灰の影響も心配されましたが、これまで大きな問題もなく順調に生育しています。
当課では、ゆうべにの定植時期の適正化を目的とした展示ほを2ヶ所設置し、初期の草勢確保による収量安定効果を実証しています。この調査結果を含め、有効な技術情報を、今後の栽培技術講習会や巡回指導を通して提供していきます。

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