鳥獣から農作物を守れる地域を目指して part3 ~益城町で勉強会が開催されました~
上益城地域における農作物の鳥獣被害額は、近年は下げ止まりであり、さらなる被害軽減に向けた対策が現地から望まれているところです。
そこで農業普及・振興課では、管内関係機関の鳥獣被害防止対策担当者を参集した会議、研修会および視察研修を行ってきました。これらの取り組みは、各機関の担当者が対策に対する知識を向上させ、各機関における取組状況や悩みごとの共有を行い、必要と考える被害軽減対策を独自で行えることを目的に開催してきましたが、このたび、益城町で鳥獣被害防止対策勉強会が開催されました。
勉強会には、地域の区長や農業委員会委員等11名が参加され、益城町の被害の状況、今後の取り組み、えづけSTOP鳥獣被害防止対策に基づいた地域の環境整備等について、活発な意見交換がなされました。また、地域の地図を用いた鳥獣目撃マップを作成し、民家近くでもイノシシが多く目撃されていることに対して、農業だけの問題でなくなっているといった意見が出されていました。勉強会を主催した益城町としても、参加者の反応がよかったことから、今後はこのような活動を他地域にも広げていきたいと考えており、今後につながる有意義な勉強会になりました。
農業普及・振興課では、今回のような取り組みを他の町にも共有し、管内の鳥獣被害軽減に向けて、関係機関の支援を今後も行っていきたいと思います。