高品質な水稲種子の生産に向けて講習会を開催
上益城地域は県内でも有数の水稲種子生産地です。昨年は7月3日の豪雨災害で土砂の流入や冠水被害があり、ほ場ではいもち病や稲こうじ病の発生が散見されました。毎年気候が変化する中で、安定的な生産を行うためには基本的な栽培管理を行うことが重要となります。そこで、今年も高品質な水稲種子を生産するため、管内4地区で栽培管理講習会を開催しました。
講習会では、育苗から移植後まで常に水管理の徹底が重要であること、移植前から病害虫防除をしっかりと行うこと、遺伝的に純正である種子を生産するために日頃から徹底した管理を行うことなどについて説明を行いました。併せて、ほ場での鳥獣害被害対策として防護柵の設置・管理について説明しました。
生産者からは、箱施薬剤の散布方法や水田での雑草対策等について質問があり、非常に有意義な講習会になったと思われます。
上益城地域で生産した水稲種子が引き続き本県の水稲生産をしっかりと支えられるよう、今後も高品質な種子生産に向け生産者や関係機関と連携して支援を行っていきます。