山都町の農事組合法人が宮崎県の先進事例を視察
山都町の6法人で構成する山都町地域営農連携会議では、中山間地における集落営農の優良事例を学ぶため、去る11月29日に宮崎県高千穂町2法人の視察研修を開催しました。視察研修には5法人から11名の理事、及び町、JA、農業公社、当普及・振興課の関係機関から6名が出席しました。
1つ目の(農)高千穂かわのぼりでは、中山間直払を活用して設立した機械利用組合が法人に移行した組織です。この法人では、設立当初から田んぼアートなどの取組みを行うなど交流人口を増やす取組を行っています。また、新規就農者に対する営農支援をきめ細やかに行うなど、課題となっている担い手対策として参考になりました。
2つ目の(株)高千穂ムラたびでは、元役場職員であった代表が若者を雇用し、宿泊や加工品製造・販売の取組みを行っています。山都町よりも条件の悪い山間地に若者が集まっていることが驚きでした。代表からは、集落にあるものを活かし、アクションを起こしてくことが重要であるという理念に沿って各法人に対し個別のアドバイスをいただきました。
今回の視察研修を踏まえ、普及・振興課では、課題である法人の経営安定化及び担い手対策について、法人の意向等を調査し、法人の運営支援を実施する計画です。