2021年のエリア普及現地情報

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2021年2月

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育苗期の炭疽病対策はイチゴの収量に直結
花数が多い特性をもつ「ゆうべに」は摘花作業が重要

「ゆうべに」炭疽病対策で年内収量を倍がえし!!

嘉島町と甲佐町では、熊本県育成のイチゴ「ゆうべに」を12戸の農家が栽培しています。昨年度は炭疽病が発生したことから一部植替えが行われ、収穫のスタートが出遅れてしまいました。
このことを踏まえて、今年度は育苗期の雨よけビニル設置と薬剤防除の徹底を呼びかけ、その結果炭疽病をほぼ抑え込み、年内収量(11~12月)は昨年度の2倍となりました。これは普及目標である800㎏/10aを上回る数値です。現在は株の体力維持のために余分な花を取り除く摘花作業を進めています。
今年度はコロナ禍で、生産者を対象とした講習会等は控えることになりましたが、その代わり、現地を巡回した際のほ場状況から気づいた点や栽培ポイントを個別にまとめた資料を月に1度、生産者宅に郵送しています。これにより、経営主以外の家族の方々にも資料を読んでもらい、栽培管理方法をより深く理解して頂けたと思います。

2021年1月

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収穫作業の様子
裂皮性を改善した品種の展示ほ

団地化した大豆の収穫作業が終了

上益城地域は県下における大豆の主産地で、そのうち嘉島町では340haで団地化による水稲とのブロックローテーションが行われ、効率的な営農が展開されています。
令和2年産の大豆は11月中旬から12月上旬に収穫され、天候に恵まれたことで収穫作業がスムーズに進み、莢の裂皮による収穫ロスが少なくなりました。このため、JAかみましきの共同乾燥施設の集荷実績は計画の1,000tに対し、1,092t(計画比109%、前年比120%)、品質は1等比率が75.1%(12月21日現在)と、昨年より多収・高品質な大豆が生産されています。
農業普及・振興課では、大豆を水田における戦略作物に位置付け、今後もJAや地域営農組織と連携し、収量・品質向上のために優良品種の選定や高位生産技術の確立を進めます。

※裂皮:収穫適期が過ぎると莢から実がはじけること。

2021年1月

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日射比例式自動潅水装置
灌水増量による増収効果

夏秋トマトでの日射比例式自動灌水技術を実証

山都町では夏場の冷涼な気候を活かした夏秋トマトの栽培が行われています。農業普及・振興課ではJAやトマト部会と連携し、日射比例式自動灌水技術の実証を行いました。日射比例式自動灌水技術とは、日射量に応じた灌水(晴天日は多く、曇雨天日は少なく)を自動で行うため、従来のバルブ操作が不要になり灌水作業の省力化につながります。
調査の結果、灌水量は日射量の多い盛夏期(8月)に多く、日射量の少なくなる梅雨期や秋季は少なくなり、合理的で省力的な灌水管理が実証できました。また、今年度は灌水量の検討を併せて行い、灌水量を増やすことで栽培期間後半の草勢が維持でき、増収につながることも分かりました(下図)。これらの成果は、現地検討会において試験の様子を生産者に見てもらうとともに、令和2年12月10日に開催された部会の出荷反省会で概要を説明しました。
今後はこれらの実証結果を基に、本技術の導入促進を図る予定です。

2021年1月

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MIER JAMセット商品(イチゴ、ブルーベリー、ゆず)ラベル、タグ、箱デザインも矢部高生が担当
12月19日「TSUTAYAさくらの森」で実施されたお披露目会時の販売

矢部高とTSUTAYAが、MIERU JAMを共同開発

矢部高校と蔦屋書店を運営する「ニューコ・ワン株式会社」が共同で開発した「MIERU JAM(ミエルジャム)」の販売お披露目会が、令和2年12月19日に「TSUTAYAさくらの森店」において開催され、3年生4人が、店頭でPRしました。
生徒たちは、作り手の思いを「見える化」したいとInstagram※※などで産地やジャム製造過程を発信。商品名も「MIERU JAM」としました。商品は、本年1月末まで県内の蔦屋書店・TSUTAYA5店舗※で販売されていますが、売り場展開終了後は、販売データ分析も計画しており、実践的な学びの場となっています。
本取組みは、上益城地域振興局が、矢部高校からマーケットイン型の商品づくりの相談を受けてニューコ・ワン株式会社を紹介し、9月からプロジェクトとしてスタート。新規就農者確保・育成をねらいとした「夢」農業講座の一つとして、山都町、上益城地域農業振興協議会※※※と連携してこの取組みを支援しています。

※蔦屋書店熊本三年坂・蔦屋書店嘉島・TSUTAYAさくらの森・TSUTAYA BOOKSTORE菊陽・ヒノマルキッチン&マルシェ
※※矢部高校MIERU JAM Instagramアカウント: https://www.instagram.com/mieru_jam/
※※※上益城管内5町、2JAが負担金を出し合い、上益城の農業振興のための各種研修会等事業を行っている団体。事務局は、上益城地域振興局農業普及・振興課

2021年1月

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受講する講座参加者の様子
講師 セントラル化成株式会社 久保 研一氏

ニューファーマースキルアップ講座(土壌肥料編)の開催

上益城農業普及・振興課では、令和2年12月9日に御船町カルチャーセンターにおいて、ニューファーマースキルアップ講座(土壌肥料編)を開催し、管内の新規就農者5名を含む39名が受講しました。
今回は、セントラル化成株式会社の久保研一氏を講師としてお招きし、「根が教えてくれる土づくりと施肥」をテーマにご講演いただきました。
講演では、土づくりの方法や改良の目安、土の状態と根の発育の関係や作物の生育に及ぼす影響など、作目に関わらず共通して必要な基礎知識から、作目ごとに根の様子まで幅広く解説していただき、土づくりの重要性を参加者に感じてもらうことができました。
日頃は地上部に目が行きがちですが、作物を支える土壌や根にも注意を払い、高品質な農産物生産が持続的に行える農業者が増えることを期待しています。

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