地域の条件に応じた家畜防疫演習を開催
11月20日に、管内の町、建設業協会上益城支部などの関係機関の職員と地域振興局の職員を対象に、地域振興局会議室で、家畜防疫演習を実施しました。
今年度は、町から初動の段階で、どのタイミングで動き出してよいのか、よくわからない等の意見があったことから、その要望等と上益城地域の地理的条件を考慮した初動防疫のシミュレーションによる演習を行いました。
まず、簡易検査結果陽性の報告受理から殺処分開始までの初動期間で、町と建設業協会上益城支部のスタッフが、どのタイミングで何をするか等について、説明しました。続いて、地域対策本部の支援センター等の配置場所毎のスタッフの対応について、同様に時間を追って説明しました。特に、上益城地域の養鶏場は山都町蘇陽地区に多いことから、振興局から現場到着までの時間的なことを考慮し、県のマニュアル等を基に、独自の時間設定等により実施しました。
また、後方支援で重要な資機材についても、初動期間の受入れから配送、さらには追加資材の発注の準備等について、流れを説明しました。
さらに、夜間に照明が少ない中で、埋却地の掘削から埋却の準備を行う中で作業を行う際、応援要員の転倒等が予想されるため、万が一、自力で動けない人が出た時を想定して、ケガ人の防疫服の脱衣方法について、一部実演を加えて行いました。
今後は、初動期間前後も含めて、関係機関及び振興局職員との連携を図り、家畜防疫体制の強化を図りたいと考えています。