2025年のエリア普及現地情報

2025年1月

new
プレゼント用の新米
ふるまい用おにぎりを作る様子

~🍚新米できました🍙~ 「岳間の米」の販売力強化を支援

山鹿市岳間地区は、「岳間米」や「岳間茶」をはじめとした中山間地域農業を基幹産業としており、当課はこれまで中山間農業モデル地区として、良食味米「くまさんの輝き」の生産技術向上とともに、販路拡大のため、ブランド強化に向けた新たな米パッケージの作成等を支援してきました。
今年度は、更に販売力の強化を図るため、振興局の政策調整事業を活用し、地域内外から多くの来客がある岳間地区での地元イベントと連動して、「岳間ファン」に「岳間の米」を親しんでもらう機会を増やす取組みを行っています。
11月24日には、鹿北町の「小川内まつり」及び「あらひら豊年とれたてまつり」において、農産物のセリ参加者に岳間地区で生産された新米をプレゼントしました。また、県新品種「くまさんの輝き」のおにぎりのふるまいも行われ、岳間の新米を求めて長蛇の列ができ、大好評でした。また、11月8日には、八代市の「(農)鶴喰なの花村」での販売強化に向けた視察研修とともに、11月17日には「かほくまつり」での新米やおにぎりの販売など、「岳間の米」のPRと販売力強化に取り組んでいます。
当課では、営農法人の経営安定に向け、水稲の技術指導ともに、「ファン」と「リピーター」を獲得する販売促進の支援も、並行して行っていきます。

2025年1月

new

畑地性カラー絶賛拡大中です!~輪ギクからの品目転換を支援~

鹿本地域の花き生産は輪ギクが主力ですが、脇芽摘みなど労働負担が大きいことに加え、高齢化・温暖化等の影響もあり、生産者の減少に歯止めがかからない状況です。このため当課では、輪ギクからの品目転換とともに、スイカなど他の園芸作物からの転換や新規就農からの参入を図るため、多様な品目の推進に取り組んでいます。
その中でも、4年前から先行して生産振興に取り組んでいる畑地性カラーが一足早く面積が拡大しています。これまで、切り下球(採花後の球根)再利用のための球根管理方法や、高温期の栽培管理方法について、調査や検討会等を重ねながら、鹿本地域に適した栽培技術を確立してきました。その結果、収量や品質が安定し、省力的でありながら、収益も十分に見込まれる品目との認識が地域・農家に浸透してきました。
また、11月25日~27日に開催された熊本県花き品評会において、鹿本地域の畑地性カラー「カントール」が金賞を受賞したことで、さらに注目の的となっています。4年前に1名からスタートした畑地性カラーですが、現在は生産者が4名となり、来年度はさらに2名の方が新規に取り組む予定です。加えて、当課とJAが連携し、推奨しているその他の品目についても、今年度は2名、来年度も数名の生産者が導入を検討されており、鹿本地域の花き生産に新たな活気が生まれ始めています。
今後も、生産者にしっかりと寄り添うことを重視しながら、産地を盛り上げていけるよう支援していきます。

エリアカテゴリ