さらなる高みを目指して!お茶検討会・研修会を開催
7月12日、山鹿市茶業振興協議会の主催でお茶検討会・研修会が開催され、鹿本地域の各茶工場や生産部会から20人以上の参加がありました。
お茶検討会は、各茶工場の1番茶について、生産者が試飲して評価を行い、切磋琢磨して品質を向上させることを目的に実施されており、今年度は計16点について検討を行いました。今年度の一番茶は、被覆開始や摘採時期の判断が難しい気象条件の中でしたが、うまみの乗った良質なお茶が多数ありました。
当課からは、事前に行った出品茶の成分分析の結果を報告し、実際に試飲した評価と成分分析の結果を照らし合わせることで、茶の品質についてより理解を深めてもらうよう工夫しながら説明を行いました。
検討会後は、茶業研究所や農業革新支援専門員等を含めた関係機関が、生産者の質問に答える形での研修会を開催しました。肥料代が高騰している中での肥培管理や、1番茶で摘採を終える場合の枝条管理など、現場で生じている課題について多くの質問があり、生産者同士での議論も活発に行われました。
当課では、今後も茶業振興協議会の活動を支援するとともに、関係機関と連携しながら、収益向上のためのお茶の新製品開発や、肥料高騰対策としての施肥設計等の支援を行っていきます。