2021年のエリア普及現地情報

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2021年6月

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市と連携した就農計画作成指導
新規就農者の巡回指導

新たな担い手の確保・育成に向けた取組み

鹿本地域では、農林業分野の課題に対する取組みを振興局と山鹿市が共同して一元的に推進するため定例会議を設置しておりますが、その中で新たな担い手の確保・育成を推進する部会を設け、計画的な推進を図っています。
その一環として、JA鹿本が就農希望者の研修場として平成30年度に設置した地域担い手育成センターにおいて、当課でも栽培技術や農業経営の指導を行ってきたところです。
現在、IPM導入に係る技術指導を行っていますが、今後は、新たに経営者として農業を始めるにあたっての収支計画や資金の活用・返済計画などを含めた就農計画について、山鹿市と連携して6月末の研修終了までの作成を目指し指導していきます。
また、次世代人材投資事業の交付対象者を中心に、市・県・JA等の関係機関により新規就農者のサポートチームを作り、指導・相談等を行っています。4月28日には、就農支援アドバイザーとともに、ほ場の状況確認や対象者の巡回指導を実施したところです。
当課では、今後も引き続き新たな担い手の確保・育成に向けて、関係機関と連携し計画的な支援を行っていきます。

2021年6月

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くすもち二条栽培展示ほの様子 左:はるしずく 右:くすもち二条
成熟期の現地検討会の様子

もち性大麦「くすもち二条」への大規模品種転換

鹿本地域では、令和3年産の大麦約210haのすべてを、焼酎原料用の「はるしずく」から、もち性大麦「くすもち二条※」に品種転換を行っており、現在収穫が進んでいるところです。
この品種転換は、近年の「はるしずく」の需要の低迷を受け、当課とJA・実需者が連携し、昨年から進めてきたものです。
昨年は、品種の地域適応性を把握するため、試験ほを設置しました。収量は見込みより少なかったものの、品質が良好であり、実需者からの強い要望もあったため、今年産の大規模な品種転換に繋がりました。
「くすもち二条」は従来の品種と栽培方法が異なるため、最初は生産者に戸惑いが見られました。そこで、当課では昨年産のデータを基に技術資料を作成し、栽培技術講習会や現地検討会を開催することで、品種転換による生産者の不安の解消や栽培技術の向上に努めました。
この結果、生育は良好で、収量・品質ともに上々の出来となっています。
当課では引き続き、実需者の満足の得られる品質確保を目指し、栽培技術の高位平準化に向けて指導を行っていきます。

※くすもち二条…2019年に農研機構によって登録された品種。炊飯した時に軟らかく、粘りが強いことから麦ごはんにした時の食感が良い。水溶性食物繊維であるβ-グルカンを多く含み、近年の健康志向から需要が伸びている。

2021年5月

パン発表会の様子
4種類の「肥後小豆」のあんパン

「肥後小豆」のあんパン4種類が完成 発表会を開催

鹿本農業普及・振興課では、「農事組合法人井手下ファーム」が作付けする在来種「肥後小豆」について、これまで栽培技術支援を行ってきました。当法人からの「肥後小豆」を活用した特産品開発に係る相談を受けて、道の駅水辺プラザかもと「パン工房かんぱーにゅ」との連携による「肥後小豆」の特性を活かした県産米粉パンの開発に、法人とともに取り組みました。県の6次産業化総合支援強化事業を活用し、県産業技術センターの協力を得た上で、1年間の試行錯誤を重ねた結果、4種類のパンが完成し、3月11日に道の駅水辺プラザかもとで発表会が行われました。
当日は、「肥後小豆」の栽培状況やパンの開発過程等の説明が行われた後、「肥後小豆」の粒あんを練り込んだ「あん食ぱん」と、山鹿産の抹茶やほうじ茶を用いた「3種類のあんぱん」が披露されました。
これらのパンは、商品名「まめざんまい」として、道の駅水辺プラザかもとで3月13日から4月11日の「期間限定」、「数量限定」で販売されます。
このパンが新たな地域産品として定着すれば、井手下ファームには「肥後小豆」の安定供給が求められることになり、井手下ファームの更なる収益向上と経営安定が期待されます。今後も、当課では、「肥後小豆」の安定生産へ向け、技術支援等のサポートを継続して参ります。

※肥後小豆…農業研究センターで在来種を収集し、約350の在来系統の中から栽培特性、収量性、外観品質に優れたものを選抜。こし餡向け小粒品種として平成22年に発表。

2021年3月

新規就農に係る連携会議
研修生と地元農家との意見交換会

篤農家組織と連携し、JA研修生を地域全体で支援!

JA鹿本では、園芸産地の高齢化と新規就農者確保対策として、平成30年から「地域担い手育成センター」を運営しており、現在3期生5名が次年度の就農に向け研修中です。就農後は定期的な巡回・技術指導に加え、特に非農家出身者について、関係機関と協力し農地・施設等の斡旋も支援していますが、地域へ馴染み・溶け込むまでに時間がかかるという課題もありました。
このため、まずはJA研修生と地元農家との繋がりを作ろうと、当課が橋渡し役となり、第一弾として2月12日に市、JA、管内指導農業士・同友会役員と連携会議を、第二弾として2月24日に管内指導農業士・同友会役員とJA研修生が対面し、初めての意見交換会を実施しました。
研修生との意見交換会では、一時間程度の短い会でしたが、じっくりと農業について互いの気持ちを話し合う場になり、双方から「このような機会はありがたい」との声がありました。
今回の意見交換会を契機に、新規就農者と地元農家との繋がりを作り、スムーズな就農と定着を目指して、引き続き支援を行っていきます。

2021年2月

西牧地区での相談会
石渕地区での相談会

地域を担う農事組合法人が新たに2地区で誕生

鹿本地域では、当課を中心に関係機関で「農地集積推進チーム」を組織し、毎年、重点地区を定め、地域の実情や背景に応じた農地集積に取組んでいます。平成25年からこれまで13の農事組合法人が誕生しています。
本年度は、「山鹿市西牧地区」と「鹿本町石渕地区」を重点地区に定め、「くまもと農業経営相談所」の経営相談や代表者による話合い活動など、コロナ禍でも限られた機会をフル活用し、年間を通じて組織化に向けた取組みを積極的に支援してきました。
その結果、西牧地区で2月6日に「農事組合法人あわしまファーム」、石渕地区で2月7日に「農事組合法人石渕PADDY」が新たに設立されました。    
(※県独自の緊急事態宣言発令中であり、書面議決のみ、関係者参集の設立総会は後日予定)
農業普及・振興課では、スタートしたばかりの2法人の経営安定に向け、技術・経営両面での支援とともに、これまでに設立された15組織をモデルに、今後も、地域での話し合い活動を進めながら、ふるさとの農地を守る様々な取組みを支援していきます。

2021年1月

活動発表を行うクラブ員

山鹿市青年農業者クラブ「活動発表会」を開催

12月9日、山鹿市と山鹿市青年農業者クラブ(以下:4Hクラブ)の主催により、クラブ員のプロジェクト活動発表会が開催されました。
今年度は新規加入1名の全14名で活動しており、例年は山鹿市灯籠祭りでのPR活動や県外視察研修等、クラブ員同士の交流機会が多く設けられています。  
しかし、新型コロナウイルスの影響で、多くの行事が中止となり交流機会が減少し、またプロジェクト活動に十分取り組めないクラブ員も見受けられました。
このため、今回の発表会は「互いの近況を知ること」、「次年度のプロジェクト活動のきっかけ作り」を目的に、プロジェクト活動に取り組めなかったクラブ員にも、「活動報告」として発表の機会を設けることとしました。
当課も課題ごとに各職員がアドバイスに入るなど支援を行い、最終的に活動報告3名を含む11名での発表となりました。急遽会場の変更もあり、互いが一緒に発表を聞くことはできませんでしたが、各自が次年度のプロジェクト活動への契機とすることができました。
コロナ禍でも、地域農業を支える4Hクラブが継続的な活動に取り組めるよう、当課では支援をしていきます。

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