菊池地域コントラクター連絡会議を開催
菊池地域では、コントラクター(飼料生産受託組織)を活用した飼料生産・収穫作業の外部化により畜産農家の作業効率化と労働時間の削減を推進してきました。しかし、離農による組合員減少や、半導体関連企業の進出による自給飼料生産農地の減少、機械の老朽化など、組織の維持・継続が懸念されています。そこで、3月11日に組織が抱える課題とその対応方法や各種情報を共有しコントラクターの課題解決と活動維持を目的に、飼料用とうもろこしの作付け・収穫作業を受託する組織を参集し、菊池地域コントラクター連絡会議を開催しました。
会議には4組織の代表者及び事務局からの出席がありました。農業普及・振興課から、管内コントラクター組織の実態調査結果と、九州農政局主催で行われた飼料増産研修会の内容として、水田を活用したとうもろこしの生産や補助事業について情報提供を行いました。参加者からは、オペレーターの確保や、ダンプカー・機械の更新に係る課題があげられたほか、ICT(レポサク※)の活用により土地感のない人でもほ場が分かる等の収穫作業の効率化対策などの情報交換が行われました。また、当日は、畜産課や農業技術課、畜産研究所からも出席いただき、各分野からの情報提供も行っていただきました。
コントラクターの組織強化は、菊池地域の酪農振興を図るうえで重要な位置づけであるため、自給飼料生産の更なる効率化を進める取組みを、当課としても引き続き支援していきます。
※端末を車両の電源に挿すだけで使え、車両の位置情報がリアルタイムにスマホで確認できる。