2025年のエリア普及現地情報

2025年1月

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甘藷収穫を作業する学生
からいもフェスティバルでの作業

東海大学農学部×菊池地域 農業応援活動を実施 ~半導体関連企業集積への対応(県北PT営農継続支援チームの取組み)~

半導体関連企業が進出する菊池地域では働き手確保が困難となることが見込まれます。そのため、当課では、将来を担う若手世代の東海大学農学部生との連携を通し、短期労働力確保策につながるよう取り組んでおり、JR肥後大津駅を利用する学生が多いため、大津町甘藷農家との連携から開始しています。
今回、学生に呼びかけたところ、11月の収穫等作業支援を6名、「からいもフェスティバル※1」の運営支援を5名が実施しました。支援を通して、学生からは、「農家の方々とつながりができて嬉しく思う。今後とも農業の応援を続けたい。」との発言があり、農業者からは「やる気のある学生がいると元気になる。働き手も不足しており、今後も働きに来て欲しい。」との発言がありました。
東海大学農学部との連携は、農業生産力の維持や地域活性化だけでなく、就業先としての農業PRを含めた担い手の確保策としても期待できるため、継続的に関係機関と連携しながらスイカやニンジン等への取組を拡大していきます。

※1 毎年秋に開催されている大津町の名産甘藷(からいも)をテーマとするイベントで、甘藷掘り、甘藷料理、物産展示などが行われています。

2025年1月

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「菊池地方青年農業者会議in農業大学校」を開催

昨今、新たな担い手が減少する中で、その確保・育成は重要度を増しています。地域を担う若手農業者が所属する菊池4Hクラブ活動支援は、当課の重点普及活動の一つであり、特に、クラブ員が自らの経営課題を解決する「経営改善取組み」への支援は課全体で取り組んでいます。この成果発表の場である「菊池地方青年農業者会議」を県立農業大学校で12月6日に開催しました。
農大での開催は昨年に引き続き2度目で、先輩農業者のリアルな取組みを紹介することで、就農希望の学生等に農業経営のイメージを掴んでもらうことを目的としています。本年度は農大1年生約60名に参加いただきました。会議では、クラブ員からの経営改善プロジェクト7課題の報告に加え、農大生2名からもプロジェクト等の取組みの発表も行われ、相互に質疑応答もされるなど、有意義な会議となりました。
参加したクラブ員からは「農大生にも発表してもらいレベルの高さを感じた。良い刺激を受けた」との発言があり、農大生からは「すごくためになる話ばかりだった」、「困ったら普及所に相談すれば良いと分かった」などとの声が聞かれました。
今後も将来を担う若手世代が集う県立農業大学校が地域内に位置する強みを生かして、連携を強化しながら、担い手の確保・育成と4Hクラブの活動支援を行っていきます。

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