JA菊池花き部会「春の管理」現地検討会の開催
菊池地域では、主に秋から翌春にかけて宿根カスミソウやトルコギキョウといった切花が盛んに出荷されています。特に卒業式や歓送迎会、5月の母の日と、春は需要期が続き、3月以降多くの生産者は、潅水や温湿度管理、病害虫防除といった重要な作業が続きます。これらの栽培技術の向上を目的として、JA菊池花き部会と連携し、3月22日にトルコギキョウ、4月4日に宿根カスミソウの現地検討会を開催しました。
今春は、気温が高めで推移したため、平年よりアブラムシの発生が増加する予報が出ていることから、発生状況と適正防除について情報提供を行い、早めの防除を促しました。また、7月からは本年度の定植が始まるため、栽培終了後は早めに圃場を片づけ、定植準備に遅れが生じないよう呼びかけました。その後、各生産者の圃場を巡回し、今後の管理について意見交換を行ったことで、高品質生産への意識が更に高まったように感じました。
当課では、今後も管理のポイントとなる時期に現地検討会や講習会を開催し、高品質なトルコギキョウ、宿根カスミソウが生産できるよう指導していきます。