暑さに負けない米作りを目指して
JA熊本市と当課は、令和7年7月22日から8月4日にかけ、延べ9回の水稲現地検討会を熊本市管内で開催しました。
近年、全国的な猛暑により米も影響を受けており、高温による収量、品質の低下が課題となっています。そのため、当管内でも安定的な収量、品質の確保へ向けた技術の普及が急務となっています。
検討会では、まず、JA熊本市の担当者から今後の管理について説明を行った後、当課から「収量・品質向上のために重要な穂肥のポイント」や「難防除雑草のナガボノウルシへの対策」を中心に説明しました。その後現地ほ場において、生育状況の確認を行い、払落しにより害虫の発生状況の調査を行いました。
生産者からは、穂肥や病害虫防除の具体的なタイミング、中干しの程度などについて具体的な質問が寄せられ、活発な質疑応答が交わされました。現在、コメ不足への懸念が高まる中で、生産者は意欲的に米づくりに取り組まれており、その姿勢からも稲作への真剣な思いが感じられました。今後も気象条件や病害虫の発生状況を踏まえた指導及び情報提供を行い、関係機関と連携して生産者の支援に尽力してまいります。