高温に負けない!収量向上を目指して ~「ゆうべに」摘花講習会を開催!!~
JA熊本市白浜苺部会は、部会員数17名で、栽培面積は「ゆうべに」が約5.3ha、「恋みのり」が約1.1ha、合計約6.4haのイチゴを栽培しています。
「ゆうべに」は、花芽分化が早く、早生性を有する品種で、年内収量を確保しやすい特徴があります。しかしながら、過度な着果負担により、成り疲れを引き起こし、収量が減収する場合があるため、第2花房出蕾時の摘花管理が必要です。
そこで当課では、成り疲れ防止による収量向上目指して、部会員を対象に、12月4日に摘花講習会を開催しました。当日はご夫婦での参加も多く、約30名集まりました。
今年は、秋季の高温の影響で、第2花房の出蕾が遅れているほ場が散見されている状況です。この状況を踏まえて、講習会では資料と実演で、今年の花芽分化や花数の傾向をもとに、通常は頂花房を11~12果程度残すところ、果数確保のために頂花房を12~15果残す必要があることを説明しました。生産者からは「1.5番花(花房間葉数2枚以内で分化した花房)は摘花するのか」、「収穫や管理作業で忙しい場合の摘花基準はあるか」といった質問が多く、摘花の重要性について理解を得られました。
今後定期巡回を通して、生産者の実情に応じたアドバイスを行うことで、収量向上につながるよう支援していきます。