食の名人が小学校・高校へ出向き食の技を伝承
令和6年11月から令和7年2月にかけて、今年度も管内のくまもとふるさと食の名人(以下、「食の名人」という)のべ10名がおせち料理やいきなり団子、デコ巻きの伝承授業(全6回)を行いました。
この取組は、若い世代に郷土料理を継承することを目的としており、熊本農業高校では、4品の料理(辛子蓮根、赤飯、いきなり団子汁、紅白なます)を、熊本中央高校、第一高校ではデコ巻き(断面に図柄を描いた飾り巻き寿司)を作りました。
また、山本小学校では、1・2年生が自分たちで栽培したさつま芋を使って、いきなり団子と茶巾絞りを作りました。
授業を終えた生徒からは、「家族と一緒に自分でも一緒に作ってみたい。熊本の伝統的な料理を自分達も引き継いでいきたい」との感想が聞かれました。
生徒たちにとって有意義な授業となるように、高校や小学校側とレシピ検討等の事前打合せや、食材の準備方法や指導方法を「食の名人」と臨機応変に打ち合わせるなど、農業普及・振興課が学校と名人の間に立ったことでスムーズな授業に繋がりました。
今後も、郷土料理の伝承推進に向け、「食の名人」全員が活躍できるようサポートするとともに、「食の名人」同士の技術向上、後継者確保にも努めてまいります。