野菜ソムリエが伝える「防災と食」~熊本市地域女性農業者交流会を開催~
令和7年3月25日、防災に関する意識を高めるとともに、管内女性農業者間の交流を深めること等を目的に交流会を開催し、25名の参加がありました。
講師は、熊本市植木町でミカンを栽培する傍ら、野菜ソムリエプロや食育防災アドバイザー、県農業女性アドバイザー、食の名人として県内外で活躍されている、宮本好美さんです。
まず、防災食の実習では、ポリ袋に麺を入れて調理する「乾燥野菜の洋風パスタ」、切干大根を水戻しせずに使う「和え物」、普段は汁物に入れる麩(ふ)で作る「ティラミス」の3品について指導していただきました。
次に、「災害を最小限にするために日頃から備えておくこと」、「災害が起きてからの行動」、「家庭での備蓄」等について説明していただきました。最後に、「災害時は、日常とかけ離れた環境。いつもと変わらない温かくバランスの取れた食事で心と体が満たされれば、不安も解消される。」と結ばれました。
参加者からは、「防災食がこんなに手軽で、美味しく出来ることを知らなかった。」、「備えが大事だと痛感した。」、「このような交流会をぜひ継続して欲しい。」等の感想が寄せられ、有意義な会となりました。
当課では、今後とも地域の農業を支える女性農業者の活動を支援していきます。