2023年のエリア普及現地情報

2023年1月

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現地検討会の様子
展示ほ調査の様子

加工用ホウレンソウ大規模産地形成に向けて

熊本市では、青果物冷凍加工施設の整備に併せ、令和元年度から加工用ホウレンソウ産地の形成が進んでいます。今年度は、7名が計約17haで栽培を行っており、JA熊本市や種苗会社等関係機関と連携し、安定生産技術の確立に取り組んでいます。
昨年は、過乾燥による生育不良やハスモンヨトウの食害等が問題となりました。そのため、今年度は栽培カレンダーを作成し、適切な施肥・防除体系の指導を実施しました。加えて、フェロモン剤によるハスモンヨトウの防除効果検証や品種比較試験などを実施し、収量・品質の向上に向けて取り組んでいます。
その結果、11月収穫の実証ほでは、主品種の商品化収量が2.2t/10a、雑草混入率0%と収量・品質ともに良好な結果が得られました。
当課では、現在、堆肥及び長繊維不織布※の効果に関する試験を実施しており、JAとともに引き続き、安定生産技術の確立及び更なる面積拡大に向けて支援を行ってまいります。

※長繊維不織布:ポリエステルなどの素材でできた、保温による生育促進や防虫等を目的としたべたがけ資材のこと。

2023年1月

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収穫直前の加温デコポン果実
摘果モデル樹の説明シート

~これまでの生産管理努力の成果やいかに~加温デコポンの出荷が始まりました

JA鹿本デコポン専門部(全32戸うち植木地区21戸)では、11月29日から加温デコポンの出荷が始まり、本年産は270tの出荷を計画しています。
当専門部では、年内出荷が可能で高品質果実が生産できるヒリュウ台「肥の豊」の導入を積極的に進めており、当課では、JA鹿本と連携して、結実管理及び秋期の水分管理徹底に重点を置いた栽培支援を行いました。
全園にモデル樹を設定し、摘果の程度を示す説明シートを取り付けることにより、適切な摘果の実施を促すとともに、秋期の水分管理では、自園の土壌状態や果実肥大等の観察によりかん水量を調節するよう巡回指導を行いました。
これらの取組と生産者の生産努力により、品質・外観ともに良好な果実に仕上がっており、有利販売が期待されます。
今後は、1~2月に全園の土壌分析を予定しており、来年産に向け適切な施肥設計を進めることとしています。当課では、引き続き生産者の所得向上を念頭に、加温デコポン栽培の支援を進めていきます。

2023年1月

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大豆コンバインによる刈り取り
フレコンバックへの詰込作業

営農組織化に向けた大豆試験栽培を実施

合志川流域地区(植木町平井・宝田・舟島・伊知坊の4地区)と当課は、11月28日(月)に大豆試験栽培の収穫作業を行いました。
合志川流域地区では、令和2年に営農改善組合を立ち上げ、運営検討会や地区座談会を開催しながら営農組織化に向けた合意形成を進めています。今年度は、営農組織設立後の主力となる大豆の栽培技術向上を図るため、試験栽培に取り組みました。
当日は、近隣農事組合法人のコンバインを借り、合志川流域地区営農改善組合役員、熊本市、機構駐在員及び当課12名で約60aの収穫作業を行いました。初めての栽培でしたが、粒も大きく充実しており、来年度からの面積拡大に向けて手ごたえを感じることができました。
合志川流域地区の農地面積は、約140haあり、営農組織化の際は、約54haが新組織に集積される見込みとなっています。引き続き、大豆等作物の栽培技術指導や営農組織設立に向けた合意形成の取組を支援していきます。

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