2019年のエリア普及現地情報

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2019年12月

収穫直前の加温デコポン
簡易水分計

令和元年産デコポン出荷開始

JA鹿本デコポン専門部(全33戸うち植木地区21戸)では12月2日から令和元年産加温デコポンの出荷を開始しました。本年度産デコポン(不知火含む)は215tの出荷を計画しています。
植木地区では、これまで年内出荷が可能であり高品質果実が生産できるヒリュウ台「肥の豊」の導入を積極的に進めてきました。しかしながら、近年、秋期の長雨による品質の低下が問題となっています。そこで急な雨にも対応可能なフルオープンハウスの導入や秋雨流入防止のマルチシートの被覆、また簡易水分計を用いたかん水の管理により、秋期の少水分管理に力を入れています。本年も8月下旬から9月上旬にかけて雨が続き、品質の低下が心配されましたが、その後の水分管理の徹底により、収穫時には高品質のデコポンとなりました。
農業普及・振興課では秋期の水分管理について展示ほや試験ほの調査データをもとに、安定した高品質デコポンの安定生産を支援していきます。

2019年12月

成分分析のため、トウモロコシを細断しているところ
収量調査後に開催した勉強会の様子

堆肥利用推進展示ほで収量調査を実施

熊本市東部地区に設置している、堆肥を利用した飼料用トウモロコシの展示ほについて、11月18日に収量調査を実施しました。
調査には昨年度に引き続き、JA熊本市酪農青壮年研究会、JA熊本市、熊本市の皆さんに御協力いただきました。
ときおり小雨の降る中での作業でしたが、昨年度に続いて二度目の調査とあって、和気あいあいとした雰囲気のなか、我が家の自給飼料生産に関する話題に花を咲かせつつ、スムーズに作業が進みました。
収量調査後には、飼料用トウモロコシの生産のポイントなどについて勉強会を開催しました。気温や日照が生育に及ぼす影響などについて質問があり、収量調査など展示ほに関する作業を重ねるごとに質問の内容が詳細に及び、自給飼料生産への関心が高まっていることを感じました。
12月16日には、飼料用トウモロコシ収穫後の土壌を採取する予定ですが、今回実施した収量調査の結果と合わせて解析し、年度内には地域の畜産農家に報告する予定です。
堆肥を利用した飼料作物の展示ほについては、来年度も設置を予定しており、得られたデータは、熊本市内における飼料作物の生産性の向上に役立てていきたいと考えています。

2019年12月

現地検討会の様子
ハウス内統合環境制御装置の検討

JA熊本市茄子部会 「PC筑陽」で順調出荷!

JA熊本市茄子部会では164戸の農家が76haで栽培しています。昨年は、単為結果性品種「PC筑陽」の品種割合が2割程度でしたが、栽培経験者の意見や関係機関による指導等により、今年は全体の8割を超えて主力品種となっています。
当部会では、耐候性ハウスの割合も半分を超え、全農家のうちCO2施用率も8割程度と高度な施設装備による環境制御技術を駆使して、安全安心かつ効率的な生産が行われています。また、ナス栽培における天敵利用率が7割を超えるなど農薬の使用を控えた栽培も行われています。
本年産は、極端な気象変動等により出荷初期は栽培に苦労しましたが、その後、天候が良く生育が早いため、順調に出荷が進んでいます。現在は、単価も昨年に比べ高く推移しており、来年6月までの長期出荷に向けて、今後、期待ができる作柄になっています。
農業普及・振興課では、関係機関とともに品種に合わせた栽培管理指導と熊本標準化統合環境制御装置の実証を行いながら、産地の生産振興につながるような活動を行っていきます。

2019年12月

加工用ホウレンソウの機械播種の様子

加工用ホウレンソウの産地化をめざして

熊本市管内において、秋冬期の未利用農地の有効利用と播種から収穫までの機械化一貫体系による加工用ホウレンソウの産地化に向けた取組みを展開しています。
7月に事務局のJA熊本市をはじめ、熊本大同青果、クボタ、肥料農薬会社、市、県等関係機関による会議を開催し、将来の作付面積50haを目指して、管内7カ所の展示ほで機械化を実証することとしました。
9月17日に東部地区の展示ほで、最初の播種作業を、耕起、畦立及び播種が同時にできる播種機をトラクターに連結して行いました。作業は、10a当たり40分程度で終了し、手作業と比べて約2割の作業時間で済みました。
農業普及・振興課では、今後、栽培指導に加え、流通機関である市場等の要望を踏まえて、加工用ホウレンソウの生産団地の育成に取組んでいく予定です。

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