ナス収穫サポーターを活用した労働力確保
南関町米田地区は、平成30年に県中山間農業モデル地区強化事業の地区指定を受け、農事組合法人よなだを中心として高収益作物(露地ナス)の栽培や地域連携活動に取り組んでいます。当課では、中山間地農業の経営力強化を重点課題としており、当法人に対するナスの栽培技術指導や地域連携の取組み支援を継続しています。
ナスの栽培にあたっては、管理や収穫作業が一部の構成員に偏り、防除や収穫の遅れが見られるという課題がありました。そのため、今作から構成員全員を収穫作業のローテーションに組み込み、法人全体で管理する体制を整えるとともに、構成員外からの労働力確保に向けた取り組みを始めました。
昨年、収穫体験に参加した親子を対象にサポーターの希望を募ったところ、2組から延べ6日間の作業申し込みがあり、8月から9月の土曜日に、収穫作業に来ていただくこととなりました。初日の8月3日には2組6名の親子が参加し、組合長から収穫方法の説明を受けた後、休憩を取りながら2時間ほど作業を行いました。暑い中でしたが、子供たちの賑やかな声が響き、保護者も汗だくになりながらも収穫を楽しんでいる様子が見られました。
当課では今後も、中山間地農業の経営力強化のための支援を継続していきます。