ナシ「あきづき」の安定生産に向け摘果講習会を開催
荒尾地域は県内有数のナシ産地ですが、温暖化に伴う高温乾燥等の影響から主力品種「新高」の生産が不安定となっています。そこで荒尾市では、「新高」に偏った品種構成の是正と経営安定を目的に、「あきづき」を『ことのみ』※としてのブランド化を進めています。「あきづき」は優れた食味とみつ症がほぼ発生しない特徴を持ち、荒尾市でも生産面積が18ha(R6)まで拡大しています。温暖化の影響を強く受ける状況において、今後の産地維持を図るには「あきづき」の生産量拡大と高価格販売を速やかに実現する必要があります。
そこで荒尾梨部会を対象に今回、初めて摘果講習会を実施しました。講習会では基本的な摘果方法の説明と、併せてコルク症を軽減するための生産対策について説明しました。その中で摘果方法等の質問や生産対策について意見交換が活発に行われ、生産者の関心の高さがうかがえました。
当課としては、今後も時期ごとの生産対策について指導を継続し、「あきづき」の高品質果実の安定生産と『ことのみ』出荷量の拡大を目指します。また、『ことのみ』のブランド強化により「新高」からの品種転換を促し、荒尾地域を気象に左右されない強靭なナシ産地となるよう継続的な支援を実施していきます。
※『ことのみ』:荒尾市で生産され、JAたまなが販売する有袋栽培の「あきづき」のブランド名。
R4年から荒尾市、JAたまなによりブランド化を進めている。