荒尾梨120年の産地を守るー全戸聞き取り調査と勉強会
荒尾地域では「新高」を中心としたナシ栽培が盛んです。近年、温暖化等の影響を受け、ミツ症、発芽不良の発生等により生産が不安定になっており、「新高」主体の経営は厳しい状況です。それを反映するように生産者数が減少しており、荒尾梨の産地維持が懸念されます。
荒尾市、JAたまな及び玉名地域振興局では、毎月定例会を実施し、経営安定・産地維持に向けた対策の検討を行っています。今年は、荒尾市内生産者全87戸に対面での聞き取り調査を実施しました。調査により、栽培面積や品種構成の現状が明らかになったとともに、経営の実情、将来の経営意向について、農家の生の声をすくいあげることができました。この調査をもとに、1月27日に全体研修会を開催しました。当課から、ナシ経営の健全化・安定を目指して、「甘太」「凛夏」を軸とした新たな品種構成や「あきづき」等の品種特性に合わせた栽培方法の見直しを提案しました。
荒尾梨は令和9年に120周年を迎えます。今ある「荒尾梨」というブランド、園地、樹、これら先代先々代から受け継いだ財産を将来につなぐために、今何をしなければならないか。勉強会に参加した若手を中心に、新たな「荒尾梨」の築き上げを支援していきます。