若手トマト類生産者の現地巡回指導を実施~栽培管理チェックシートを活用した巡回指導~
当課では重点普及課題で、地域のトマト、ミニトマトの将来を担う青年農業士や4HC員(若手トマト類生産者)の経営力アップを支援しています。
その一環で、令和7年4月11日に、今年度最初の巡回指導を行いました。
巡回した6名の対象者は、概ね順調な生育でしたが、春季の変則的な気象への対応と増量期が重なり、一部の施設では、管理の遅れや病害の発生が散見されました。
当課では、生産者ごとに個別チェックシートを用いて、栽培管理の要点確認と指導を行ってきており、巡回後にはチェックした結果をフィードバックしています。今回もチェックシートを確認した若手生産者からは、「遮熱用の被覆資材の展張を急ぎたい」とか「気温上昇にあわせて潅水量を増やしていきたい」といった声が聞かれ、暖候期にむけた栽培管理の改善が期待されました。
来月には、施設環境制御技術の専門家を招聘し、全員でお互いの生育状況を視察し合う合同現地検討会を行い、栽培の終了後には振り返りの個別面談を予定しています。
今シーズンが終わった時に、若手生産者が自身の変化を実感できる様に、引き続き伴走支援していきます。