2023年のエリア普及現地情報

2023年1月

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R3年度被害をマップ化
講習会の様子

カモ類による露地野菜への被害対策研修会を実施

近年、玉名市の横島干拓地では、カモ類による露地野菜の被害が拡大しています。そこで、令和4年度えづけSTOP!鳥獣被害対策事業(県単)の活動の一環として、11月10日にカモ類被害対策の講習会が実施されました。講習会には、野菜農家5名が参加し、農家自らがマップ化した昨年度の被害や今年度の飛来情報を共有しました。その後、カモ類被害対策の専門家(有)クリーンシートの講義により、カモの習性などへの理解を深めると共に、本年度の対策案【銃による捕獲と効果を高めるための威嚇方法(発砲の工夫、案山子・爆音機の活用)、水路テグス】について検討が行われました。
当日は、講習会に併せ、玉名市有害鳥獣捕獲隊(6名)による活動も実施されましたが、まだ飛来数が少なかったため、捕獲数も少なく、本年は12月からが対策の本番と考えられます。
今後は、専門家の指導のもとで、12月から計画的に対策が実施される予定です。当課としてもカモ類による露地野菜の被害軽減に向け、関係機関と連携して対策を行っていきます。

2023年1月

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講習会の様子
播種作業の様子

中山間地域での小麦栽培支援

中山間地域である和水町三加和地域では、これまで麦作がほとんど行われていませんでした。そのような中、同地域の板楠小原地区において中山間モデル地区の指定を契機に集落営農組合が設立され、令和元年から所得向上を目的に水田裏作を活用した小麦栽培に取り組んでおり、当課が栽培支援を行っています。
11月11日には同組合において4作目となる令和5年産に向けた播種前講習会を行いました。講習会では、基本的な栽培内容に加えて、前年産の実績を踏まえ、課題となるポイントについて重点的に説明を行いました。参加した組合員は、これまで全く経験がない状態からの取組みでしたが、徐々に小麦栽培への理解が深まっており、今作は更なる収量向上を目指す意気込みが感じられました。今作は11月17日から播種作業が開始され、出芽状況も良好で、順調な生育となっています。
同じ三加和地域にある別組織においても新たに小麦栽培が開始され、中山間地域における水田裏作を活用した麦作が徐々に広がっています。当課では今後も関係機関と連携しながら中山間地域の農業振興を図っていきます。

2023年1月

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勉強会の様子
アンケート内容 (上:質問、下:回答)

若手ナシ農家の経営安定のための指導を実施~ジョイント栽培の導入に向けて~

荒尾特産のナシ「新高」は近年、晩霜害や「みつ症」の発生等により、生産が不安定となっています。このため当課では、JAたまな荒尾ナシ部会の青年部を対象に、改植による品種転換を進めて経営安定を図るべく、指導を行っています。
まず、青年部員それぞれの経営状況や新品種・新技術の導入意向を調査するためにWebのアンケートフォームを利用して、調査を実施しました。その結果、「あきづき」は既に導入済みであり、今後は「秋麗」や「甘太」の導入を検討している農家が多いことがわかりました。また、7戸のうち6戸でジョイント栽培を導入したいと考えていることが分かりました。
そのため、11月8日に青年部が計画した勉強会で、ジョイント栽培に関する講習と導入の際に活用できる事業について紹介しました。
さらに、導入希望が強かった3戸に対して、勉強会終了後に、品種や面積等について現在の計画を聞き取り、来年度の導入に向けて、今後のロードマップの説明や経営に合わせた形になるように計画の指導を行いました。
当課では、今後も荒尾地域のナシ生産基盤の維持に向けて、若手農家への支援を継続していきます。

2023年1月

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天敵資材
クレオメ上のタバコカスミカメ

タバコカスミカメの活用によるトマト黄化葉巻病対策

玉名地域では、トマト・ミニトマト栽培において、これまでトマト黄化葉巻病対策が大きな課題となっています。様々な対策が行われていますが、トマト黄化葉巻病ウイルスを媒介するタバココナジラミへの農薬感受性低下が確認されたため、農薬だけに頼らない新たな防除方法の確立が必要とされています。
そこで、令和3年産からタバココナジラミの天敵であるタバコカスミカメを活用した防除技術の確立を目指し、関係機関と共に調査・検討を行っています。
令和3年産の調査では、「タバコカスミカメで春以降のタバココナジラミ数を抑制できる」、「温存植物であるクレオメの配置や本数が春以降のタバコカスミカメの増殖とタバココナジラミの防除に影響する」などがわかりました。
令和4年産では、より安定的な防除技術の確立に向け、管内5ほ場(丸トマト4ほ場、ミニトマト1ほ場)に展示ほを設置し、「天敵の導入時期」、「クレオメの本数と配置」などについて、調査を行っています。
また、天敵の導入コスト低減に関して、土着天敵の活用ができないかについても検討を行っています。
トマト黄化葉巻病対策は、地域が一体となって取り組んでいく必要があることから、多くの生産者が納得して取り組める新しい技術確立に向け取組みを進めていきます。

2023年1月

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玉名税務署、小山氏の講演
大王課長補佐の講演

認定農業者連絡会議研修会開催

玉名地域認定農業者連絡会議は、11月10日に玉名市認定農業者連絡協議会との共催で、玉名市横島町公民館において研修会を開催しました。
本研修会は二部構成とし、第一部では玉名税務署の小山氏より来年に導入を控えたインボイス制度について、かみ砕いた内容の講演が行われました。また、第二部では当課の大王課長補佐より土づくりの基本について講演を行いました。
当日は、玉名管内から約50名の認定農業者と関係機関8名の参加がありましたが、講演終了後には多くの質問が飛び交い、講演内容についての関心の高さがうかがわれました。特にインボイス制度については、女性農業者のグループからも研修会の要望があがっていることから、開催に向けて準備を進めているところです。
当課では、引き続き、認定農業者の経営安定に向けて関係機関と連携して支援していきます。

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