水稲品種「くまさんの輝き」定着に向けた支援~中干し管理講習会~
中山間地域である和水町の板(いた)楠小原(くすこばる)集落営農組合では、今年度から水稲の主食用米品種「くまさんの輝き」の栽培に初めて取り組んでいます。「くまさんの輝き」は今まで同組合で栽培していた「ヒノヒカリ」と品種特性が異なるため、特性を把握してもらうためにも適正な栽培管理の指導が必要です。
そこで、中干し前の講習会を7月25日に行いました。講習会では実際にほ場で、現在の水稲の生育状況と水管理状況を確認し、適正な中干し、中干し後の水管理やトビイロウンカ等の病害虫防除について指導しました。生産者からは、中干しの程度や時期、具体的な水管理方法について多くの質問があり、品質の良い米づくりをしようという意欲が見受けられました。また、収穫時期前に適期刈取りの検討会や収量調査を実施しての今年度作の検討会をしたいという声もあがり、熱意を感じました。
今後も定期的な生育状況の確認を行う等、関係機関と情報共有を密にしながら、地域の実情に即した適正管理指導のもと、「くまさんの輝き」定着に向けて支援を行っていきます。