玉名地域鳥獣被害防止対策研修会の開催
玉名管内の野生鳥獣による農作物の被害額は、5,600万円(令和4年度)を超えており、特に、イノシシの被害は市町を超えて広範囲に及んでいます。また、近年では、干拓地においてカモによるブロッコリー・キャベツ、麦等の被害が増加傾向であり、カモ対策は喫緊の課題です。
そこで、玉名地域における被害状況や課題を共有し、広域的な鳥獣被害対策につなげるため、令和6年3月8日に関係機関担当者を参集して研修会を開催しました。
講習会では、熊本県えづけSTOP!ソリューションアドバイザーとして活躍されている㈱イノPの稲葉達也氏を講師に迎え、自分たちで対策をすることの重要性やICTを活用した捕獲等について講演をいただきました。次に、カモ被害対策を実施している玉名市の横島干拓のキャベツ畑にて検討会を実施しました。
今後は、地元捕獲隊による捕獲や防鳥ネットによる侵入防止、またレーザーライトや爆音機等複数の取組を組み合わせ、継続的に実施することで被害を少しでも減らせるよう、関係機関と連携・協力し、対策に取り組んでいきます。