「令和7年産JA熊本うき花倶楽部出荷会議」を開催 ~異常気象に負けない強い産地作りを目指して~
10月16日、当地域の花きの主力品目であるカスミソウの本格出荷を前に、「令和7年産JA熊本うき花倶楽部出荷会議」が開催されました。会議には、生産者31名をはじめ、市場関係者、運送業者、資材業者など関連企業の出席がありました。
はじめに、昨年産の草花切花に関する実績報告と今年産の生育状況・販売計画の報告が行われました。また、意見交換では、主要取引市場8社と市場情勢などの活発な意見交換がなされ、特にカスミソウの適正単価については、本音で語り合うなど、市場関係者と生産者との間で情報・意識の共有が図られました。併せて、6億円超の販売実績達成を目標に掲げ、部会全体で一致団結して取り組む方針を決定しました
今年産のカスミソウは、立枯れや短茎開花など高温の影響も見られますが、立枯れの発生は昨年より少なく、年内出荷が1~2割程度増加することが見込まれています。これは、立ち枯れを抑制するため、原点に返り、本年度から関係機関と連携して、基本的な土づくりの講習会や個別面談を通じた栽培スケジュールや品種の見直しなど、農家の意識改革にも取組んできた結果であり、成果が少しずつ表れてきています。
今後も講習会等での現地指導、遮熱資材による被覆試験、栽培マニュアルの現地実証など、カスミソウの安定生産と収量増加に向けた技術支援を継続していきます。