宇城地域におけるミニトマトの推奨作型の設定
近年9月にミニトマトの単価が高騰しており、高単価を狙いトマト休作期間が明ける8月上旬に定植する動きがありました。しかし、猛暑で活着が遅れ、収量が思うようにあがらず、小玉果やつやなし果が発生し品質の低下も問題となりました。
そこで、JA熊本うきと農業普及・振興課では定植時期の最適化を目指して、栽培と経営面から抑制無加温作型ミニトマトの最適な定植時期を探る展示ほ(以下、展示ほ)をR4~5年度に設置しました。その結果、8月お盆前頃が最適であることが明らかになりました。
この実績をもとに、定植時期を半旬程度遅らせた「令和6年産JA熊本うきトマト推奨作型及び品種適応表」(以下、推奨作型)を作成しました。
この「推奨作型」を生産者に着実に実行してもらうため、3月14日から3月22日にかけて開催されたJA熊本うきトマト部会の「令和6年産トマト作付け生産者会議」で、当課から「展示ほ」の実績、JAからは来作の「推奨作型」について説明をしました。
その結果、生産者が納得し、R6年産から推奨作型を実践することとなり、課題解決の道筋を作ることができました。
当課では、今後も関係機関と連携して課題解決の着実な実行を支援していきます。