宇城地域における鳥獣被害防止への取組み
宇城地域の令和4年度の鳥獣被害額は約6,100万円(前年比96.8%)であり、前年度よりやや減少していますが、県下第3位の被害額となっています。特にイノシシの被害が約半分を占め、柑橘や野菜での被害が大きくなっており、被害軽減対策の取組みが課題となっています。
そこで、7月25日に市町、JA、県の関係者で担当者会議を開催しました。宇城地域の被害調査結果の分析や鳥獣被害防止対策等について、情報の共有や意見交換を行いました。
また、9月18日には、農業アカデミーと連携し、鳥獣被害防止対策講座を開催し、管外からの出席者も含め、28名の出席がありました。講座では、(株)末松電子製作所の西陽平氏から、「熊本県の被害の現状やその対策」について講義をいただき、その後果樹園において防護柵設置に係る実地研修を実施しました。
参加者の中には、今後防護柵設置を予定されている方も多く、電線の張り方や効果的な対策について熱心に学ぶ姿がありました。
農業普及・振興課では、今後も市町やJAと連携して、宇城地域の鳥獣被害防止への取組みを進めていきます。