三角産サトウキビの特産加工品づくりをめざして
宇土半島では、江戸時代から昭和初期にかけてサトウキビの栽培と黒砂糖づくりが盛んに行われていました。この伝統技術を復活し、最近増加してきた遊休農地を再生して高齢者でも無理のないサトウキビ栽培を広めようと、「三角サトウキビ活性会」が平成25年度に結成され、徐々に栽培面積を拡大してきました。
これまで黒砂糖のみの製造販売だったことから、農業普及・振興課では本年度からさらに6次産業化をすすめ、高齢者の所得向上や地域活性化につなげようと新たな商品づくりを支援しています。2月4日には、2回目の商品づくり検討会を開催し、活発な意見交換が行われました。なかでも黒糖液の商品化への関心が高く、「ストーリー性や自然の食味を販売店や消費者へどうアピールするか」、「用途を絞って商品規格や価格設定をしたらどうか」「地域をイメージするキャッチコピーが必要では」など積極的な意見が出されました。
今後、さらに異業種連携を深めながら商品の付加価値を高め、サトウキビを核とした地域づくりを支援していきます。