シクラメン出荷直前の現地検討会を開催
宇城地域(5名)及び上益城地域(2名)のシクラメン生産者で組織する「西日本シクラメン協議会熊本支部」の現地検討会が10月28日に開催されました。今回は、出荷直前の各生産者のシクラメンの生育状況確認や夏の高温対策の結果について検討しました。
検討会は毎月1回のペースで開催され、各生産者のハウスで実際にシクラメンを見て、温度・日照などの栽培データを確認しながら、病害虫対策や高温対策などの生産管理技術について意見交換しています。
今年度は8月中旬に例年にない極端な降雨・日照不足、その後、晴天と高温・乾燥が10月中旬まで続き、最適平均気温が15~20℃程の冷涼な気候を好むシクラメン栽培には困難な年でした。
しかし、生産者はハウス内の照度や温度を確認しながら、遮光や循環扇の利用はもちろん、品種による耐暑性を考えた配置にするなどの工夫をしながら生産を続けました。
今年度は、高温の影響で平年より2週間ほど生育は早めですが、高品質なシクラメンが出来、10月下旬より販売を開始しています。
農業普及・振興課では、栽培期間中の各ハウスの温度、日照データを収集し、結果を今後の現地検討会でフィードバックしながら、高品質な生産につなげていきます。