令和6年産のトマト・ミニトマト栽培開始
令和5年産のトマト・ミニトマトの栽培が6月に終了し、生産量日本一の八代地域では8月上中旬から令和6年産の定植が新たに始まりました。令和6年産のトマト・ミニトマトの作付面積は、昨年と同程度が見込まれます。
8月期の天候は、例年に比べ高温と少雨で推移したことにより、定植後の活着不良が心配されましたが、講習会や現地巡回での指導により、灌水管理や遮光資材活用が徹底され、良好な生育と順調な開花・着果が見られています。
9月には、八代地域農業協同組合をはじめ、その他団体における現地検討会が行われます。現地検討会では、地区ごとに生産者のハウスを巡回するとともに、根張りの充実に向けた活着後の灌水管理と光量の確保、適正な草勢コントロールに向けた腋芽管理・着果管理などの技術指導を行います。
また、トマトにおけるタバココナジラミに対するIPMの活用を目指し、天敵(タバコカスミカメ)の導入を検討している生産者に対し、個別での天敵導入スケジュールと時期別の使用可能農薬表の作成を行い、技術定着に向けた支援も行っています。
当課では、更なる生産力向上を目指し、関係機関と連携して技術支援を行いながら、八代地域のトマト・ミニトマトの稼げる農業に取り組んでいきます。