「いずみ抹茶」で泉産茶の活性化
当課と八代市役所フードバレー推進課では、抹茶需要の高まりを受けて、一昨年の秋から八代市泉町の耕作放棄茶園を活用したてん茶(抹茶の原料)の製造支援に取り組んでいます。取り組み生産者は当初1戸でしたが、今年は4戸まで増えました。
今年は5月下旬に県茶業研究所の協力を得ててん茶製造を行い、初めて試作する生産者2戸には、てん茶独特の製茶機の役割と操作方法についても指導しました。
6月には生産者、八代市フードバレー推進課、泉支所等と当課で支援体制を構築し、試作てん茶の活用方法についてより踏み込んだ対策を始めました。
また、6月25日に行った試飲会では、試作した抹茶の方が市販品の抹茶(1,250円/100g)よりも色が鮮やかで良質であることが確認できました。
さらに、より良質な抹茶を目指し、不純物を取り除く仕上げ研修を県茶業研究所において8月13日に実施し、緑鮮やかな抹茶に仕上がりました。
今後は、泉産抹茶を「いずみ抹茶」と命名し、八代市内の菓子店等において「いずみ抹茶フェア」を開催する準備を進めています。当課も引き続き技術的な支援を通じ、泉産茶の活性化を図っていきます。