熊本県産いぐさで作った「世界一長い畳」がギネス世界記録認定!
八代産いぐさ畳表を使用して製作した長さ12.67mの畳が「世界一長い畳」ギネス世界記録に認定されました。この取り組みは、畳の魅力を再発見し、多くの人にいぐさ畳の良さを知ってもらうため、「熊本県畳表銘柄確立研究会(略称:熊銘会(ゆうめいかい))」が中心となり、畳職人やくまモンポート八代、測量会社等の協力を得て「チーム熊本の畳」として挑戦したものです。この挑戦は、構想から足掛け3年を経て実現することが出来ました。
畳製作は、8月15日から18日にかけて、くまモンポート八代旅客ターミナル内で行われました。2枚の畳床を繋ぐ匠の技法や手縫いなど伝統的な手法を使用し、県内の畳職人を中心に、関係者も一部参加しながら製作しました。8月26日の測定会を経て、9月20日に認定されました。
11月3日にくまモンポート八代で開催された「第34回みなと八代フェスティバル」に併せて一般公開されました。多くの来場者に「世界一長い畳」に触れていただくとともに、いぐさの小束を配布し、いぐさ・畳表のPRを行いました。「世界一長い畳」と一緒に記念撮影をしたり、畳に寝転がる子供たちの姿も見られ、大勢の人に熊本県産いぐさで作った畳を体験していただく良い機会となりました。また、11月5日には、八代市長・県南広域本部長への表敬訪問も行われました。
当課では、達成までの様々な課題解決や運営管理等への助言、関係機関との調整等の伴走支援を行ってきました。日本の畳文化を支えるいぐさ・畳表産業の維持・発展のため、引き続き、関係機関と協力して生産者の支援を行っていきます。