みかんをはじめて食べました!? ~幼稚園・保育園児等への県内産みかんの提供活動~
本県では果樹生産振興対策本部(事務局:熊本県農産園芸課)とJA熊本果実連が中心となり、県内の子ども達に温州みかんを「見る」・「触れる」・「食べる」機会を設け、みかんの知識・魅力を伝える活動を行っています。これまで県内全域の幼稚園・保育園・特別支援学校など、のべ約2380園(H22~R5年度)に提供してきました。
当課では11月6日に八代管内の当選した4園でみかん配布と併せ、「みかんがどうやってできるのか」、「みかんを食べるメリット」等を理解できるよう簡単な紙芝居で説明し、温州みかんの魅力を伝えました。当日は多くの園児・先生方へ紙芝居で説明し、温州みかんに対する興味を深めてもらいました。紙芝居が終わった後に園児からは、「ももの花は何でピンクなの?」や「イチゴって何で木になってないの?」など、みかん以外の果物についても多く質問があり、園児達の果物に対する好奇心に圧倒されました。
一方で、温州みかんを食べたことがない園児も一定数おり、理由を聞いてみると「おうちで出てこない。おいしいのかもわからないから食べない。」との声があり、先生方からは「高騰する給食費の削減で、嗜好品である果物類をなくすしかないのが現状。」など、園児達が日常的に口にする機会が少ないという現実も確認できました。
当課では、生産現場での収量増加・高品質果実生産の支援だけでなく、食育活動を通して県内産果樹の魅力・美味しさを発信しながら、老若男女を問わない果樹の消費拡大が続くよう取り組み、本県の果樹産業を盛り上げていきます。