第1回「八代地域営農法人情報交換会」の開催
管内の地域営農法人が抱える課題の共有化と解決の糸口を探ることを目的に、第1回目となる「八代地域営農法人情報交換会」が8月7日に開催され、懇親会を含めて大いに盛り上がり有意義な会となりました。
これまでに管内では13の地域営農法人が設立しており、そのうち氷川町では連絡協議会が組織されているものの、八代市管内の法人は横のつながりがほとんど無い状態でした。当課から関係機関に組織化を働き掛ける中、現場からも近年の燃油・資材費高騰、高齢化や労働力不足等への不安を訴える声が高まり、それに応えて今回の開催となりました。
情報交換では、参加者から、人手不足や役員への負担増といった運営の悩みが語られると共に、低迷する米価やインボイス制度への批判等、皆が抱えている不満が次々に飛び出し、会場は重たい空気に包まれました。
しかし、その後の基調講演において、株式会社農テラス代表取締役の山下弘幸氏からエネルギーを受け取った会場は、一転元気を取り戻しました。懇親会においても、「設立当時のポジティブな感情が蘇った」、「せっかく立ち上げた法人だから守っていかねば」といった前向きな意見が多く聞かれました。
今回の情報交換会は、法人にとっても、関係機関にとっても大切な一歩となりました。農業普及・振興課としても、法人が抱える課題解決の一助となるよう、今後も会の継続と運営を支援していきたいと考えています。