大分県にて労働力確保支援及び担い手育成の先進地研修
八代管内は、トマト、露地野菜等全国有数の園芸品目の産地ですが、労働力、担い手の不足は進行しており、選果施設や短期の収穫・管理作業における労働力確保や担い手農家の育成について継続的対策が必要です。
そこで11月13~14日にJA全農おおいたの労働力確保支援の取り組みと豊後大野市及び杵築市の新規就農者育成の取組みを市町、JA関係者と一緒に視察しました。
JA全農おおいたでは、求職者の人材あっせん企業と連携し、都市部の求職者を産地の収穫管理に周年で供給する事業に取り組まれ、年間延べ2万人近い人材を産地に供給していました。(一部は熊本県内にも供給)
また、豊後大野市、杵築市では、就農希望者に対し、研修中の助成や就農後の経営安定化まで一貫した支援体制を整備することで、少数でも定着率の高い担い手育成に取り組まれていました。
視察参加者はJAや市が前面に立った先進的な労働力確保支援や担い手育成の取り組みに大いに触発され、管内に適した支援体制の構築に向けヒントを得た模様でした。
当課では、産地の持続的な成長に向け、重要課題として、労働力確保と担い手育成の両面から支援を継続してまいります。