4Hクラブ員が吉野梨部会を救うヒーローに!? ~営農継続に向けた復興支援プロジェクト~
令和8年度熊本地震では、県内有数の梨産地である吉野梨部会でも収穫目前の約8割の梨が落下し、多くの生産者が大きな喪失感を抱いていました。
このような中、同じ果樹農家でキッチンカーで旬の果実を使った搾りたてジュースを販売する八代地方4Hクラブの桑原健太氏は、毎年、同産地の梨をジュース原料として仕入れており、発災直後に梨農家を訪問した際に、被災農家の「仕事を探さないと…」という言葉に胸を打たれ、支援活動を開始しました。
まず、取り組んだのは、断水や停電が続く中、避難所に落下した梨を活用した梨ジュース約300杯を無償提供し、被災者に涼しさと元気を届けました。
次に、発災後、わずか1週間でECサイトを開設し、落ちなかった梨を活用した「希望の梨復興支援プロジェクト」※を立ち上げ、SNSや日本テレビ24時間テレビ等を通じ、全国への支援を呼びかけた結果、目標を上回る1,600箱の注文を獲得し、売上金の約7割を梨生産者へ届けることができました。
これにより、一杯の梨ジュースから始まった支援の輪は全国へ広がり、産地に大きな希望を届け、梨生産者の営農継続への意欲を後押しすることができました。
また、桑原氏自身もこの活動を通じて「価格設定や販売手法等の研究や販売力・マーケティング力の習得ができた」と前向きな成果を強調しています。
今後も当課では、熊本地震からの復興支援に尽力すると共に、4Hクラブ活動通したクラブ員の資質向上と地域農業を担う農業後継者の育成に取り組んでいきます。
※「希望の梨復興支援プロジェクト」:梨農家から梨を買い上げ、支援金を含めた価格で販売する取組。