カンショ・ゴボウの高温対策
菊池地域は、県内最大のカンショ及びゴボウの産地です。
カンショは4月中旬から6月中旬に苗を移植しますが、近年の猛暑により6月移植では、イモが太らないゴボウ根やイモ焼けが発生し、一部で収穫量が減少しています。
そのため、JA菊池かんしょ部会では、慣行の黒マルチに代わる白黒ダブルマルチ、シルバーマルチの比較試験を検討され、農業普及・振興課に協力要請がありました。
そこで、当課ではデータロガーを設置し、地温の計測を開始したところ、葉が茂るまでの6月中は、黒マルチと比較し、白黒ダブルマルチでは晴天時の日中の地温(地下10㎝)が最大8℃低下することが確認されました。
また、冬ゴボウは8月下旬から9月下旬に播種しますが、8月下旬~9月上旬播種では発芽不良や生育不良が発生し、12月の出荷量が減少したことから、もみ殻被覆により地温の上昇抑制効果を調べる試験を8月20日に開始しました。まず、被覆量による地温(地下1.5cm)の違いを調べる試験では、もみ殻の被覆により日最低地温は最大で4.5℃上昇したものの、日最大地温は最大で4.0℃低下し、発芽が無被覆に比べ1~2日早まりました。
次は、播種後のもみ殻の散布時期による発芽率や初期生育の違いを調べる試験を9月中旬に実施し、収穫量の違いまで確認することにしています。
また、カンショについては、11月にイモの収穫調査を行い、マルチによるイモの付き方や焼けの違いについて確認することにしています。