2026年のエリア普及現地情報

2026年2月

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小学生のいきなり団子づくりを食の名人がお手伝い

11月26日、大津町在住のふるさと食の名人2人を講師として、大津町立大津北小学校の5、6年生の10人が、大津町特産のからいもを使った「いきなり団子」作りを行いました。生徒たちは、食の名人から団子の生地の作り方や包み方などを教えてもらい、楽しみながら調理に取り組みました。調理後は、作ったいきなり団子を食べ、「おいしい」との声を上げていました。実施後のアンケートには、「かわの包み方が難しかった。」「いきなり団子の作り方を初めて知った。」などの感想と食の名人に対する感謝の言葉がありました。
今回の授業は、くまもとふるさと食の名人・小中高等学校等派遣事業(出前講座)を活用し実施されたもので、農業普及・振興課では、実施に向けた食の名人との日程調整や小学校との打ち合わせを行いました。
当課では、食の名人の活動に対する支援を通して、子供たちの食への関心が高まり、地域農業への理解が進むことを目指し今後も取り組んでまいります。

2026年2月

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合志市における青刈りとうもろこし作付け拡大の取組み

合志市は、菊池管内の市町において乳牛飼養頭数第2位を誇る有数の酪農産地であり、飼料価格高騰により酪農家の自給飼料生産拡大の意欲が高まる一方で、半導体関連企業の進出や道路建設等により酪農家が作付けする飼料生産農地の拡大が難しい状況にあります。
そこで、飼料収穫作業を受託するコントラクター(株式会社合志ファーマーズ)では、青刈りとうもろこしの収穫作業に加え、既に調製されたバンカーサイロ内のサイレージや収穫直後の青刈りとうもろこしをロール梱包することで、サイロの規模能力を補完し、現在ある農地をフル活用した青刈りとうもろこし生産体制の確立に取り組み始めました。
具体的には、一期作収穫前(7月)と二期作収穫時(11月)の2回に分けてロール梱包作業が行われ、一期作目の収穫作業前でコントラクターにも余裕がある7月16日に、R6年産サイレージのロール再梱包を行いました。この再梱包作業では、バンカーサイレージ約96㎥分を1.1mロールに再梱包することで、約1.4ha分になるサイロの空き容量が確保できましたが、梱包時に原料がロールから零れ落ち、廃棄となるなどの課題も分かりました。
また、二期作にあたる11月21日には、収穫作業と同時並行してロール梱包を行い、約2.0ha分の青刈りとうもろこしのロールを生産しましたが、整形・梱包の作業時間が1個あたり2分程度の作業時間を要したため、収穫作業(収穫及び運搬)と並行した梱包作業では、オペレーター不足による収穫作業の中断が生じるなど、こちらも課題として残りました。
この取組みで拡大できた約3.4haは、合志市におけるとうもろこし生産面積の1%にも満たないものではありますが、コントラクターによる請負作業の拡大や今あるサイロを活用した生産面積の拡大等につながるため、課題を整理しつつ今後ともコントラクターの活動を支援していきます。

2026年2月

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菊池市立菊池南中での有機茶PR (生徒や参加組織等へ300杯以上提供)
大津町立大津小でのお茶講座 (5年生約150名へ講義)

若い世代にお茶の学びを!菊池市と大津町でお茶の教育

菊池市と大津町では、地元の行政とお茶農家が協力し、農業普及・振興課も技術面で支援しながら、若い世代がお茶を学ぶ機会づくりを推進しています。
菊池市は今年3月に「オーガニックビレッジ宣言」を行い、米とともに有機栽培のお茶のPRへ取り組んでいます。その一環として、11月28日には市内の中学校の防災イベントと連携する形で、吉良昌芳氏(菊池市旭志)の有機茶が飲めるブースを出展し、地元の有機茶のおいしさを体験してもらいました。生産方法や淹れ方の質問をする生徒も複数みられ、地元の有機茶の魅力を認識してもらうことができました。
大津町では、株式会社瀬川製茶(大津町瀬田)が小学校の要請を受け、町の生涯学習課と連携する形で、上級生を対象としたお茶の授業を実施しています。実施希望校が年々増えており、今年は過去最大規模となる6校・400名以上の児童がお茶の淹れ方を体験し、お茶の主要成分等について学びました。受講した児童は、お茶の淹れ方を変えて飲み比べるなど、意欲的かつ楽しそうにお茶の理解を深めていました。
お茶は低い年齢層ほど消費が少ない傾向があり、将来の消費者を確保するためにも、若い世代がお茶を理解し、良いイメージを持つ機会を増やす必要があります。農業普及・振興課では、お茶について学べる機会づくりを引き続き支援してまいります。

2026年2月

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8月30日の温度推移
JA花き部会研修会での報告

カスミソウの高温対策に係る取組み

菊池地域はカスミソウの一大産地ですが、近年の猛暑の影響を受け、7~8月に定植する作型では、活着不良や立枯れ病の発生により、収量の減少や品質の低下がみられます。
そのため、農業普及・振興課では、太陽からの赤外線の一部反射によりハウス内の温度上昇を抑制する効果がある遮熱POフィルム(遮熱区)について調査しました。
外気との循環が少ないハウス上層部の気温は、慣行フィルム(対照区)と比較し、遮熱区は5℃以上の降温効果があり、体感でも刺すような暑さを感じませんでした。しかし、ハウスのサイドを開放している作型では、ハウス内の地上95cmの気温は3℃程度の低下にとどまりました。
白黒ダブルでマルチした地下10㎝の地温については、対照区と比較し、遮熱区は0.5~2℃低下しました。なお、参考に調査したタイベックのマルチでは、対照区と比較し、5℃程度低下しました。
この調査結果を11月5日のJA花き部会研修会において報告しました。部会員から「草丈に違いはあったか」との質問がありましたが、遮熱区と慣行区では定植日に1週間以上の差があったため、回答はできませんでした。
本年の8~9月は昨年のような厳しい猛暑ではなかったため、活着は順調で、前進化した出荷になりましたが、今後も続く猛暑に備え、高温対策として遮熱POフィルムの効果等について調査を続けていきます。

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