2026年のエリア普及現地情報

2026年2月

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防疫演習会の様子

上益城地域家畜伝染病防疫演習会の開催

家畜伝染病が発生すると、畜産農家への影響はもちろんのこと、経済的な影響が大きいため、迅速な殺処分等の対応が必要となります。
家畜伝染病のうち、高病原性及び低病原性鳥インフルエンザは、昨シーズン(昨年秋ごろ~今年の春先まで)は14道県51事例発生し、約932万羽の鶏の殺処分が行われており、今シーズンは10月21日の北海道での初発を受け、どの養鶏場で発生してもおかしくない状況です。
上益城管内は10戸の養鶏農場があり、管内で発生した場合は、振興局内の担当者は関係機関と協力し後方支援に従事し、防疫対策にあたる必要があります。
そのため、令和7年10月16日及び31日に、上益城地域の家畜伝染病に係る防疫演習会を開催しました。
当日は二部構成とし、午前中の「基礎編」では、振興局内や外部関係機関の家畜防疫に従事したことがない方や新採職員を対象として、家畜防疫の基礎的な情報等を説明しました。午後の「実践編」では、振興局内全体と関係機関の防疫担当者を中心に、実際に管内で高病原性及び低病原性鳥インフルエンザが発生した場合を想定したタイムスケジュール等を用いて、より実践的な内容を説明後、動員者向けのDVD視聴により防疫服の着脱について説明を行いました。
管内で家畜伝染病が発生した場合に迅速で円滑な防疫対策を行うためには、振興局内及び関係機関の理解と協力が必要不可欠となります。不測の事態に備えるため、今後も家畜防疫に係る班・係別の研修等を実施し、対策を強化していきます。

2026年2月

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銀黒マルチの展示圃(左畝:銀黒 右畝:黒)
遮熱資材塗布展示圃

夏秋ピーマンの高温対策に向けた展示ほの設置

JAかみましきピーマン部会は部会員63名、山都町の冷涼な気候を利用して約12ha夏秋ピーマンの栽培が行なわれています。しかし、近年の温暖化等、夏期高温の影響により落花や奇形果、尻腐果の発生が増加し、収量が安定しないといった課題があります。
そのため、令和6年度から地温上昇に抑制効果がある銀黒マルチを検討しています。本年の雨よけ栽培による展示ほ調査では、銀黒マルチが5月上旬まで慣行の黒マル
チより地温が低く推移し、6月末までの草丈は低くなりました。しかし、総収穫量は銀黒マルチが黒マルチより約12%多いという結果になりました。
また、7月下旬から別の展示ほとして、塗布剤(レディヒート)による遮熱の効果についての調査を行いました。約20%の遮光となるよう塗布を行い、地温を調査したところ、塗布を行った区の地温がやや低く推移しましたが、8月中旬以降の収穫量には差がみられませんでした。
この調査結果をもとに、今後ともJAかみましき等関係機関と連携しながら、高温対策や安定生産に向けた支援を実施します。

2026年2月

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(農)高月における水稲栽培講習会

農事組合法人高月では、地元で3.5haの水稲を栽培していますが、今年度は十分な収量を得ることができませんでした。そこで、11月11日の役員会において、法人が問題として考えている雑草対策、また新たに取り組みたいと考えている秋耕及び「くまさんの輝き」の栽培の3つのテーマについて、講習会を行いました。
雑草対策については、除草剤の種類とその使い方について説明した後、特に問題となっているクログワイについての除草対策の指導を行いました。完全な除草には年数がかかるという説明には、悩ましい顔をされていましたが、クログワイの性質を理解したことで、除草のタイミングなど前向きな質問がありました。
秋耕については、メタンガスの発生抑制による根痛みの防止、地球温暖化ガスの低減に加え、鳥獣被害防止対策にも効果的であることを説明しました。
また、「くまさんの輝き」の栽培については、ヒノヒカリと比較して茎数が増えやすい品種であるため、中干しなどの水管理が重要であることを説明しました。役員からは秋耕の際の施肥や中干しのタイミングなどの質問があり、来年度の収量確保に向け、有意義な講習会になったのではないかと思われます。
農業普及・振興課では、今後も各生産者が問題と感じていることや新たに取り組みたいことについて、積極的に情報を発信していきます。

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