耕作放棄地での繁殖雌牛周年放牧を目指す新規就農希望者との現 地視察及び打合せの実施
上益城地域では農家の担い手確保・育成を重点課題として取り組んでいますが、今回、畜産農家として新規就農を検討している方(Aさん)に対して、就農に向けた現地視察と打合せを実施しました。
Aさんが検討されているのは、耕作放棄地の水田等にほぼ一年を通して繁殖雌牛を放牧(周年放牧)し、繁殖経営と耕作放棄地の管理を同時に行う方法です。
Aさんの元には地域住民の方々から、高齢化により管理できなくなった水田が荒廃していくことや、水田に雑草が茂ることによるイノシシやシカ等の害獣被害の相談が多く寄せられているそうです。そこで、Aさんとしては牛を放牧することによって、地域住民が抱える問題の解決にも寄与できるのではないかと考えておられました。
農業普及・振興課では、まず、Aさんの新規就農を実現するため、11月19日に現地視察を実施しました。周年放牧を実施している畜産農家が阿蘇地域にいることから、阿蘇農業普及・振興課に協力いただき、牛を放牧している牧野を実際に見学し、放牧を実施している阿蘇の畜産農家からお話しを聞かせていただきました。Aさんは放牧地での牧柵管理の方法、繁殖雌牛や子牛の管理について熱心に聞き取られており、実際に放牧を行うにあたって大変良い勉強になったと言われました。
また、12月16日には農業革新支援センター専門員の協力のもと、関係する町役場も招集し、具体的に今後どのように就農を進めていくのか本人と打ち合わせを行いました。打合せでは球磨地域で行われている水田や果樹園での放牧の事例を紹介し、Aさんは大変参考になったと言われていました。
就農するにあたっては、牛の導入や地域住民との調整等が必要ですので、Aさんが確実な就農ができるように今後も支援していきます。