2026年のエリア普及現地情報

2026年2月

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栽培管理講習会の様子
実際に摘花を行う様子

いちごの出荷始まる ~生産者の所得向上を目指して~

JA熊本市白浜苺部会(部会員数18名)では、河内町白浜地区で約7haを作付けされています。
今年度も、昨年同様秋季の高温の影響で花芽分化が遅延し、例年と比べて10日程度遅れての定植となりました。部会からは、年内収量及び総収量の確保を心配する声が挙がったため、以下の取組を行いました。
まず、9月に頂果房の花芽分化確認後の定植を実施しました。次に、生産者からマルチ及び天井ビニールの展張日に関する質問があったことから、その判断の基礎資料とするために、10月に第一次腋果房検鏡を実施し、展張基準日を決定しました。
その結果、11月25日から出荷開始となり、年内収量を確保できる見込みとなりました。
12月上旬には、いちごの品質低下及び年明け後の株の成り疲れによる減収を防ぐために、生産者とその従業員を対象に摘花・栽培管理講習会を実施しました。そこでは、生産者のほ場で摘花方法を実演し、現場の生育状況に応じた摘花方法を指導しました。生産者・従業員からは、「どの花をどの程度摘花すると良いかわかった」等の声が挙がりました。
現在、生産者5名を対象に、環境モニタリング装置を設置しています。当課では、生産者がデータに基づいた栽培管理を実施し、収益向上に繋がるよう引き続き指導していきます。

2026年2月

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研修会の様子
個別相談会の様子

第2回新規就農者等研修・交流会を開催!

県央広域本部農業普及・振興課では、熊本市やJA等と連携して新規就農者の育成に向けた支援を実施していますが、営農を始めてみて、技術の未熟さや営農に対する不安の声が巡回等でよく聞かれます。
そこで、就農後おおむね5年以内の新規就農者を対象に、12月2日(火)熊本県防災センターにおいて、基本的な知識を共有し営農への不安を少しでも解消してもらおうと2回目の新規就農者等研修・交流会を開催しました。
研修会は3部構成とし、1部は「栽培の基礎は土づくりから」として県農業革新支援センターの宮﨑主幹から、①土壌は、地域・ほ場ごとに性質が異なる、②有機物施用が効果的、③土壌分析の活用等について、写真等を使ってわかりやすく説明がありました。2部は「農業制度資金の豆知識」として当課の倉岡参事から、①知っていてほしい制度資金、②資金繰り計画の重要性等について、今後の経営への参考となる情報提供をしました。3部は、講師や関係機関の担当者への個別相談会とました。
参加者は、真剣に講話を聞き、熱心に相談され、「安定生産への支援を継続してほしい」、「定期的に開催してほしい」などの意見もあり、当課では新規就農者の技術力と経営力の向上につながる支援を継続していきます。

2026年2月

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「みかん塾」収穫作業中
相談対応

産地の新たな担い手確保に向けて進行中!

熊本市では、県、熊本市、JA熊本市と連携し、熊本市河内地区を中心とした柑橘産地において、新たな担い手に加え、親元就農者の育成・確保に重点的に取り組んでいます。
今年度開始した「河内みかん塾」は11月に4回開催し、延べ6名がトライアル研修を受講しました。座学でみかん全般について学んだ後は、受入農家や従業員の方々と一緒にみっちりと収穫作業を行いました。中には研修後も継続して収穫手伝いに行かれるなど、就農を具体的に検討し始めている参加者もありました。
また、新たな担い手を呼び込むため、11月9日には大阪で、23日には東京で開催された「新・農業人フェア」に出展しました。
大阪では雇用就農に興味のある方々が、東京ではIターン・Uターンで農業をやってみたい方々が相次いで相談に訪れました。希望する地域や品目が決まっていない中で、「熊本(河内)」や「みかん」を体験できるトライアル研修「みかん塾」は高いPR効果があったようです。
今後も担い手確保育成の実現に向けて、関係機関と一体となって、福岡市での相談会出展や第2期みかん塾のなどの取組み、継承可能候補園のリストアップなどに取り組んでいきます。

2026年2月

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みかん栽培についての座学
みかんの現地体験の様子

食育講座「河内みかん物語~おいしいみかんができるまで~」

農業普及・振興課では、熊本市内の子どもたちが河内地域や農業への関心を持つきっかけを作る活動に取組んでおり、河内公民館が主催する食育講座「河内みかん物語~おいしいみかんができるまで~」の開催を支援しています。本取組は4家族13名が参加し、温州みかん栽培の一年間の管理作業や、栽培における工夫などを座学や現地体験にて学習しました。
1回目の4月26日には温州みかんの花のスケッチ、2回目の7月19日には摘果作業について学習し、11月15日の最終回では収穫体験を行いました。子どもたちは3回の体験を通して温州みかんの生育過程を観察し、講座開催当初から大きく様変わりした温州みかんの成長に驚きながら収穫作業や果実の糖度測定を行うなど、楽しく農業に接しました。また、質問コーナーでは子どもたちだけでなく保護者からの質問も多く、農業への関心を高める機会になりました。
当課では、引き続き地域農業の理解を深めるために、食育に取組みながら子どもたちへ河内地域と温州みかん栽培の魅力を発信していきます。

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