2026年のエリア普及現地情報

2026年3月

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トマト高温耐性品種試食会
コナジラミ類防除対策展示ほでの現地検討

~猛暑に負けない!野菜産地の育成・強化(Vol.7)~ 第3回高温化対策検討会を開催

12月24日に、宇城独自に設置した「宇城地域野菜の高温化対策会議」の第3回プロジェクトチーム検討会を市町、JA、当課職員計19名が出席して開催しました。
会議では、当課から今年度の気温の推移や設置した展示ほの実績について説明後、次年度の設置計画などについて協議を行いました。その後、トマト高温耐性品種6種の食味試験や展示ほ2か所(トマトの高温耐性品種比較・LED誘引駆除機によるコナジラミ防除対策)の試験状況について、現地確認を行いました。
この中で、トマトの高温耐性品種については、既存品種よりも秋の裂果が大幅に少なく、次年度は更に面積の拡大が予想されています。また、ショウガでは、遮光資材の展張により、慣行区よりも高温障害が少なく収量増が図られるなどの効果が確認できました。加えて、耐暑性新品目の青パパイヤでは、栽培技術の実証や収量・収益性が確認でき、次年度から本格的に導入が進む予定です。なお、高温化で発生が増加しているトマト・ウリ類のコナジラミ対策の切り札として、特に次年度は、LED誘引駆除機の検証等にも取り組む計画です。
引き続き、関係機関と連携を密にして、既存品目の高温対策技術の確立・導入や耐暑性品目の検討を進め、宇城地域野菜の生産安定と産地力の強化につなげていきます。

2026年3月

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令和7年度宇城地方青年農業者会議の様子
令和7年度宇城地方青年農業者会議の様子

「令和7年度宇城地方青年農業者会議」を開催! ~今年も宇城から全国を目指して~

12月3日、宇城地域振興局において「令和7年度宇城地方青年農業者会議」を開催しました。本会議は、4HC員が自身の営農で生じた疑問や課題について自ら考え、解決策を導き出すことを目的としたプロジェクト活動の成果をお互いに交換する実践的な学びの場です。人前での発表を含め、クラブ員が「自ら考え、行動し、検証する」というプロセスを特に重視して、自身の経営力向上につながるよう取り組んでいます。
今年度は、意見発表1課題、プロジェクト発表3課題の計4課題が発表されました。いずれも我が家の直近の課題を的確に捉え、PDCAサイクルを意識した有意義な内容でクラブ員の成長が感じられました。今回、最優秀賞を受賞した意見発表の田上卓さん、果樹部門の古石恭介さんを筆頭に計4名が2月の県大会に宇城代表として出場します。
今年7月に開催された九州・沖縄青年農業者会議では、昨年度県大会で最優秀賞の今村和弘さんが九州農政局長賞を受賞し、3月に開催される全国大会へ出場することになっています。今回もその勢いに乗れるよう、県大会に向けてさらに発表内容を磨き上げ、九州、そしてその先の全国での活躍をクラブ員一同目指しています。
当課では、今後も青年農業者の主体的な取り組みを全面的に支援しながら、地域農業を担う次世代の担い手の確保・育成に取り組んでいきます。

2026年2月

座学(後方支援体制について)
防疫服着衣演習の様子

宇城地域家畜伝染病防疫演習を開催~支援センターでの一連の流れを再確認~

宇城地域では、鳥インフルエンザ等の家畜伝染病発生時、迅速かつ的確な防疫措置ができるように備えるため、11月5日、宇城市不知火防災拠点センターにおいて、悪性家畜伝染病防疫演習を開催しました。
宇城地域では、防疫演習として毎年「座学+実地演習」を組み合わせており、今年は支援センターの設置・運営について、実際の会場を使用して演習を行いました。  当日は、市町や警察等関係機関を含め約50名の参加があり、座学では、家畜伝染病の発生状況や発生時の防疫対応の流れ、後方支援体制と業務内容の講義を行いました。
その後、隣の不知火体育館へ場所を移し、実際と同じレイアウトで各ゾーンに分け、受入れから送り出しまで運営側の業務の流れと応援者の動線等について確認を行いました。また、宇城保健所の指導の下、防疫服の着脱訓練も併せて実施しました。実際と同じ人と時間の流れを確認しながら訓練することで、運営スタッフとなる職員も、それぞれの役割について、より理解を深めることができました。
開催前日には今シーズン3例目となる新潟県での疑似患畜が確認されており、農業普及・振興課では、今後も万が一の発生に備え、迅速かつ的確な防疫対応ができるよう関係機関と連携して、より一層の体制強化に取り組んでいきます。

2026年2月

ブロッコリー展示ほ   
現地検討会の様子

国営基盤整備地区におけるブロッコリーの推進~水田裏作での新たな営農体系確立に向けて~

現在、宇城市の平坦部では、区画整理と用排水を一体的に整備する受益面積777haに及ぶ大規模な国営緊急農地再編整備事業が進められています。令和2年度に採択を受け、令和16年度の完了を目標に着々と工事が進められており、この中で、最初に着工した浅川工区と南豊崎工区で整備が終わり、今年から水田裏作での栽培が可能となりました。【※工事は通年施工でなく、水稲がない時期の非出水期施工】
本事業では、水田の汎用化と高収益作物の導入による農家所得の向上も事業目的にしていることから、当課では、農地整備課等と連携し、今年度から各工区の排水改良ほ場にブロッコリー(露地野菜)の展示ほを設置しています。
ブロッコリーは、8月豪雨の後も順調に水が引き、ほ場の準備ができたことで、9月上旬と下旬に予定通り定植されました。また、9~10月は猛暑でしたが順調に生育し、9月上旬定植では花蕾の乱れ等があったものの、11月から収穫期を迎えています。
11月7日には農地整備課主催で、初めてとなる現地検討会を開催し、事業地区内の農家約10名が参加するなど、関心の高さがうかがえました。また、3月にはスイートコーンの展示ほも新たに設置する予定です
当課では、国営基盤整備事業を宇城農業の大きな転換点ととらえ、露地野菜の振興と水田裏作の営農を確立する取組みを支援していきます。

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