耐暑性新品種「ムーンライト」の根域調査を実施 ~猛暑に負けないカスミソウの安定生産に向けてVol.1~
日本一の栽培面積・生産量を誇る本県の宿根カスミソウにおいて、宇城地域は他産地とは異なり主茎を収穫した後に、側枝も収穫することで、県下最大の出荷量・販売額を誇っています。
この中で、宿根カスミソウでも、近年の夏秋期における高温の影響により、8月上旬から9月上旬に定植する作型において、定植後の活着不良や根痛みに起因する立枯れの発生や生育遅延に加え、枝の発生不良による収量の減少が課題となっています。
このため、昨年度から耐暑性新品種「ムーンライト」の導入に向けた試作を「JA熊本うき花倶楽部」と行っています。この一環として、6月9日に、品種特性の把握のため、宇城市三角町の圃場において、生産者・JA・農業革新支援センターと連携し、収穫終了後の根域調査を実施しました。調査の結果、「ムーンライト」は、既存2品種と比較して根が太く、より深く土壌へ伸長しており、活着不良の改善に向けた効果が期待されることが分かりました。試作した生産者からも、「立ち枯れもなく、品質・収量も既存品種と遜色ない」との意見がありました。
宇城地域では、今年度「ムーンライト」の拡大栽培試験や実需者との意見交換を計画しており、当課では、引き続き関係機関と連携して、新品種の導入・技術確立を図りながら、異常気象に負けない宿根カスミソウの安定生産を支援していきます。